RSAセキュリティ、東芝情報システムと組込み向けIPSec実装ツールで協業
組込み向けIPSec実装ツールで東芝情報システムと協業
RSAセキュリティ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 山野 修)は、インターネット上の暗号化通信の標準技術、IPSecプロトコルの実装ツールに関し、組込みソリューション大手の東芝情報システム株式会社(本社:神奈川県川崎市、取締役社長:澤田 晃三)と協業します。
協業により東芝情報は、RSAセキュリティのRSA BSAFE暗号ライブラリを採用し、IKE version 2(*1)やEAP(*2)対応、ファイアウォールなどの最新の機能を搭載する組込み機器向けIPSec実装ツール、「NetNucleus IPSec」(ネットニュークレウス アイピーセック)を開発します。発売は12月とし、RSAセキュリティおよび東芝情報の両社が販売します。
「NetNucleus IPSec」は組込み機器開発に適したIPSec実装ツールキットとして、最新のIPSec version 3およびIKE version 2に対応しています。今後益々、通信機能の実装が進み、安全な通信環境が要求されるデジタル複合機や携帯電話、デジタルTV、デジタルカメラなどを代表とする様々な組込み機器へのセキュリティ機能の実装が容易かつ短期間で可能となります。ANSI Cで記述されたソースコードでの提供となり、代表的な組込みOSであるVxWorks,Linux,WindowsおよびμITRONに対応します。また「NetNucleus IPsec」には、全世界で多くの実績を持ち、様々な製品との相互運用性が確認されているセーフネット社のIPSecエンジンが活用されています。
RSAセキュリティは、「NetNucleus IPsec」の暗号ライブラリ向けにRSA BSAFEを東芝情報に提供すると共に、「NetNucleus IPSec」を組込み機器セットメーカー向けに販売を行い、初年度は5億円の売上を目指します。東芝情報は、組込み製品開発のノウハウを活用し、セットメーカーへのサポートやインプリメントを行います。
両社は連携して、営業活動と実装サポートを行っていきます。
以 上
※本リリースのURLは、こちらです。
http://www.rsasecurity.co.jp/news/data/20061117.html
*1:Internet Key Exchange、IPSecで自動的に暗号鍵を交換する方式
*2:Extensible Authentication Protocol、コンピュータのダイアルアップ接続で使われていたPPPを機能拡張し認証方式を備えたプロトコル
【 東芝情報システム株式会社について 】
東芝情報システムは、1962年の設立以来、業界で常に最先端の技術を駆使し、情報サービス分野のリーディングカンパニーとして企業および社会の多様な情報化ニーズに応えてきました。エンベデッドシステム・ソリューション、Webソリューション、SIソリューションの3つのソリューションを中心にお客様の総合ITパートナーとしてお役に立ちたいと考えております。
特にエンベデッドシステム・ソリューショングループは携帯電話、情報家電、車載情報機器などの高度化する情報機器向けの組込みシステムにおいてシステムLSI設計、各種ドライバー、プラットフォームからアプリケーションまでの開発業務やライセンス販売サービスをご提供しております。
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