松下、アジア地域を統括するカーエレクトロニクス事業会社をタイ王国に設立
『グローバル5極補完体制』を確立
アジア地域を統括するカーエレクトロニクス事業新会社をタイ王国に設立
松下電器産業株式会社 パナソニック オートモーティブシステムズ社(代表者:佐野 尚見、以下PAS社)は、パナソニックASアジアパシフィック株式会社(Panasonic Automotive Systems Asia Pacific (Thailand) Co.,Ltd.、略称:PASAP)を2006年12月1日にタイ王国(以下、タイと称す)に設立します。
新会社はASEAN、インドを中心に成長が加速するアジア地域(タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、インド、ベトナム、その他新興市場)の販売を担うとともに、新たに技術開発部門を設置し、現地顧客戦略に密着した商品開発体制を構築します。 これにより開発・製造・販売を一元化したアジア拠点としてPAS社グローバル事業連携の強化と、商品開発・生産体制の最適地化(※1)を推進致します。
タイにおける自動車関連輸出額は2006年上半期で5,000億円に達し、2006年通年では1兆円を越える見通しです。 アジア地域では日本、韓国、中国に次ぐ第4の完成車・部品輸出国に成長しており、また、新会社がカバーする地域においては各自動車メーカーが積極的に生産・輸出規模を拡大する動きにあり、2005年度には350万台であった車両生産台数も、2010年度には600万台を上回る勢いで平均成長率110%以上が見込まれています。(※2)
PAS社は、2003年1月の発足以来、グローバルにおいて開発・製造・販売を一元化した新会社として、2003年4月に「パナソニックASアメリカ社」(米州)、2004年4月に「パナソニックASヨーロッパ有限会社」(欧州)、そして昨年4月に「パナソニックAS中国社」(中国)を設立致しました。今回新たにアジア地域を統括する新会社を設立することにより、『グローバル5極(日本、米州、欧州、中国、アジア)補完体制』を確立し、弊社カーエレクトロニクス事業のグローバル対応力強化による成長戦略の加速を図ります。
(※1) 例えば、アメリカのカーメーカー様から受注した件名を日本で設計・開発し中国で生産するというような、グローバル連携での開発・製造・販売の最適地化ということ。
(※2) 松下電器産業株式会社 パナソニック オートモーティブシステムズ社 独自調査。対象国はタイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、インド。