D&M、蘭フィリップスと「フィリップス・サウンド・ソリューションズ」の子会社化で合意
株式会社ディーアンドエムホールディングス
フィリップス・サウンド・ソリューションズの子会社化に関するお知らせ
株式会社ディーアンドエムホールディングス(東証1部:6735、本社:神奈川県川崎市、代表執行役共同CEO:株本 辰夫、以下D&M)は本日、蘭ロイヤル・フィリップス・エレクトロニクス社(NYSE:PHG, AEX:PHI、以下フィリップス)と、事業部門:フィリップス・サウンド・ソリューションズの子会社化について、合意したことを発表いたします。
記
1. 子会社化の理由
フィリップス・サウンド・ソリューションズ(以下PSS)はカーOEM及びコンシューマ向けのHi-Fiオーディオ製品の開発・製造・販売を行っており、カーOEMの主要顧客にはBMW、フォルクス・ワーゲン、トヨタ(ヨーロッパ)、セアト、及びジャガーなど、コンシューマ向け機器についてはフィリップス、デル、ノキア等が名を連ねます。フィリップスは現在、積極的なビジネス・ポートフォリオの見直しによる、非中核事業の売却を進めており、今回の合意もそれに基づくものです。
D&Mは今回の子会社化で、PSSの自動車業界における広範な顧客基盤とスピーカー技術を得ることにより、カーOEM事業のさらなる加速を見込んでおります。
これまでにも、米ビステオン社(NYSE:VC)とのパートナーシップにより、クライスラー300シリーズ、ダッジ マグナム、ダッジ チャージャー、ジープ グランド チェロキー、ジープ コンパス等10車種に、ボストン・アコースティックスのプレミアム・サウンド・システムを供給してまいりました。最近では、新たにGM(ゼネラル・モーターズ)への供給も決まっております。
2. 子会社化の内容
ベルギーに本社を置くPSSの社員とオペレーションは、統合後もCEOに留まるバーナード・ゲルドフとともに、マイケル・J・マローニーが担当する、D&MのカーOEMグローバル・マーケティング部門の一部となります。PSSはベルギー、中国、インドに開発拠点を、ベルギー、ハンガリー、ウクライナ、中国に生産拠点を構えており、2005年度売上高実績は約120百万ユーロ(=180億円、US$150百万)でした。
PSSの事業はフィリップスから分割の後、株式を取得し、当社の子会社(取得割合100%)とする予定です。なお、買収価格は非公開といたします。
また子会社化後の名称は“D&M Premium Sound Solutions(D&Mプレミアム・サウンド・ソリューションズ)”と改める予定です。
3. 日程
平成18年11月27日 契約締結
平成18年12月末 株式取得(予定)
4. 今後の見通し
子会社化後のD&Mの連結業績に与える見通しにつきましては、当期利益へのプラスが見込まれるものの、影響額は軽微とみられます。確定次第開示いたします。
以上