横河電機、工場向け製造原単位管理システム「Profitclue」を発売
工場の各工程における製造原価を正確に算定できる
「製造原単位*管理システムProfitclue(プロフィットクルー)」開発・発売のお知らせ
横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:内田 勲)は、「製造原単位*管理システムProfitclue」を開発、11月29日から販売を開始します。
「Profitclue」は、工場の各製造工程で発生するコストの把握や仕掛品および完成品の製造原価を正確に算定することで、工場での原価低減活動を支援するソフトウェアパッケージです。
当社は、この新製品を11月29日から12月1日までパシフィコ横浜で開催される“製造業環境・エネルギー対策展2006”に出品します。
*製造原単位について:製品1個当たりの製造原価のこと。
【 開発の背景 】
世界規模での市場競争に勝ち残るため、製造業では今まで以上のコスト削減が必要になってきています。このため、製造ラインのどのプロセスに無駄があるかを正確に分析することで、原価低減活動を強化しコスト競争力の強化につなげようとしています。
原価計算を行う場合、これまでの一般的な方法である一定期間に発生したコストをもとに製造原価を算定する方法だと、日常の製造活動で発生したコストを分析するまでに一定の長い期間が必要になり、必要な時に必要な改善策を実行することができませんでした。
このため、製造活動の工程ごとに発生するコストを、正確かつタイムリーに分析することができるシステムや、そのコストを積み上げていくことで仕掛品の製造原価や、製品1個あたりの製造原価を正確に算定できるシステムが必要とされてきています。
「Profitclue」は、これらの課題を全て解決できるソフトウェアパッケージです。
【 新製品の導入によるメリット 】
1.各工程での製造原価を正確、タイムリーに算定
材料費や経費といった製造コストに関わる現場の情報を工程ごとに「Profitclue」に取り込むことができます。各工程で発生する製造原価を必要なときにそれぞれの工程ごとに算定することができ、製造工程における無駄の分析をサポートします。
2.完成品や仕掛品の製造原価を正確に算定
各製造工程で発生するコスト情報を、工程の進捗に合わせて積算していくことができます。この結果、完成品はもちろん仕掛品の製造原価を製品1個の単位で正確に把握することができるようになります。
[ 主な対象ユーザ ]
電機・電子メーカ、半導体メーカ、自動車メーカなど
その他製造業全般視
[ 主な用途 ]
製造工程における原価の正確な計算
製品(完成品)や仕掛品の製造原価の正確な計算
[ 販売目標 ]
2007年度 10システム
2008年度 20システム
以上