リニアテクノロジー、出力切断回路など内蔵の低ノイズ昇圧コンバーターを販売開始
リニアテクノロジー、新製品「LT3494」を販売開始
3mm×2mm DFNパッケージ、ショットキー・ダイオード付きマイクロパワー、
低ノイズ昇圧コンバータ
リニアテクノロジーは、パワースイッチ、ショットキー・ダイオード、出力切断回路を内蔵する低ノイズ昇圧コンバータ「LT3494/A」の販売を開始しました。LT3494EDDBとLT3494AEDDBはどちらも8ピン 3mm×2mm DFNパッケージで供給されます。1,000 個時の参考単価は180円(税込み)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
LT3494は180mAスイッチ、LT3494Aは350mAスイッチを使用し、どちらのデバイスも3mm×2mm DFN-8パッケージで供給されます。これらのデバイスは入力電圧範囲が2.3V~16Vと広いので、1セル・リチウムイオン・バッテリから固定12V入力レールまでの動作が可能で、最大40Vの出力を供給します。LT3494は1セル・リチウムイオン・バッテリから15Vで17mAを超える電流を供給可能なので、OLEDディスプレイなどのアプリケーションに最適です。LT3494Aはさらに大きな電流が可能で、1セル・リチウムイオン・バッテリから15Vで27mAを超える電流を供給可能です。どちらのデバイスも、広い負荷電流範囲で高効率と低出力リップルを実現する独自の制御技法を採用しています。この技法により、スイッチング周波数が全負荷範囲で可聴帯域を超えることが保証されるので、MP3プレーヤなどのノイズに敏感なアプリケーションに最適です。LT3494/Aは3mm×2mm DFNパッケージで供給され、小型で低コストのセラミック・コンデンサやインダクタを使用するので、ソリューションの実装面積を非常に小さく抑えます。
LT3494のNPNスイッチはVCESATが100mAでわずか110mVなので、80%の効率を達成します。消費電流がわずか65μA(シャットダウン時は<1μA)なので、バッテリ動作時間を最大限に延ばします。また、ショットキー・ダイオードと出力切断回路を搭載しているので、コストのかかる外付け回路が不要です。さらに、調光/コントラスト調整機能を搭載しているので、ディスプレイ・アプリケーションに対応できます。
LT3494/Aの特長
・低消費電流:アクティブ・モードで65μA(シャットダウン・モードで0.1μA)
・スイッチング周波数は全負荷範囲で不可聴
・パワーNPNを搭載:
- 350mAの電流制限(LT3494A)
- 180mAの電流制限(LT3494)
・ショットキー・ダイオードを搭載
・出力切断機能を搭載
・出力調光機能を搭載
・広い入力範囲:2.3V~16V
・広い出力範囲:最大40V
・3mm×2mmの小型8ピンDFNパッケージ
(注) VCESATのCESATは下付
以上
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リニアテクノロジー(株) TEL 03-5226-7291(代表)
http://www.linear-tech.co.jp