富士通、ウェブ・アクセシビリティの診断・修正ツールを販売開始
ウェブ・アクセシビリティの診断・修正ツールを販売開始
~だれもが利用しやすいホームページ作りを支援~
当社はこのほど、「Webアクセシビリティ・ソリューション」(注1)の一環として、ホームページ制作者や管理者などを対象に、ウェブ・アクセシビリティ(注2)診断・修正ツール「WebInspector Pro(ウェブインスペクター プロ)」を開発し、12月1日より販売開始します。
本製品は、2003年7月より無償提供しているアクセシビリティ診断ツール「WebInspector」にHTMLやXHTMLの修正機能を加えたものであり、JIS規格などに基づき、高齢者や視覚に障害のある方にとって利用しやすいホームページかどうかを診断し、問題点を効率的に修正することができます。これにより、だれもが利用しやすいホームページ作りを支援します。
また、グローバルなウェブ・アクセシビリティ推進を目的に、すでに無償で提供しているアクセシビリティ診断ツール群の英語版のバージョンアップを実施するとともに、新たに中国語版、韓国語版を加え12月1日より無償提供を開始します。
2004年に財団法人日本規格協会が定めたアクセシビリティ向上のための規格「JIS X 8341-3」(注3)、2005年に総務省が定めた公共サイトのアクセシビリティ維持・向上のための運用指針「みんなの公共サイト運用モデル」(注4)の策定などを受け、自治体など公共分野を中心に、だれもが利用しやすいホームページの構築が求められています。一方、お客様においては、アクセシビリティの高いホームページを構築するには「担当者の理解や知識が十分でない」「効果的な支援ツールがない」「作成途中や完成時の評価が難しい」といった課題がありました。
当社は、こうした状況をふまえ、ウェブ・アクセシビリティ診断・修正ツール「WebInspector Pro」を販売します。本製品は、たとえば、視覚障害者が読み上げソフトを使用して閲覧できるよう画像にはテキスト情報が付与してあるか、色覚障害者にとって背景色と文字色は読みやすい組み合わせになっているか、高齢者などが文字サイズを拡大して閲覧できるよう変更可能な設定になっているかなどを診断し、専門知識がなくても簡単に修正することができます。
(※参考画像1あり)
また、グローバルなウェブ・アクセシビリティ推進を目的とし、アクセシビリティ診断ツール群「富士通アクセシビリティ・アシスタンス」(注5)については、これまでの日本語版に加え、英語版のバージョンアップを実施するとともに、新たに中国語版、韓国語版を加え、グローバル版として無償提供します。12月1日より当社のグローバル公開ホームページにてダウンロード提供を開始します。
(※参考画像2あり)
当社は今後とも、最先端のテクノロジーをベースに、ユニバーサルデザインの考え方に基づく製品・サービスを継続的に提供することで、だれもが参加できるIT社会の実現に貢献してまいります。
※「WebInspector Pro」についてなど詳細は添付資料参照
関連リンク
「WebInspector Pro」紹介サイト
http://segroup.fujitsu.com/consulting/strategy/accessibility/wipro/
「富士通アクセシビリティ・アシスタンス」(グローバル版)無償提供サイト
http://www.fujitsu.com/global/accessibility/assistance/
本件に関するお問い合わせ
「WebInspector Pro」についてのお問い合わせ先
コンサルティング事業本部
電話:03-6424-6226(直通)
お問い合わせフォーム http://segroup.fujitsu.com/consulting/contact/wipro/
「富士通アクセシビリティ・アシスタンス」(グローバル版)についてのお問い合わせ先
総合デザインセンター ユーザー・エクスペリエンスデザイン部
電話:03-6430-2188(直通)
お問い合わせフォーム https://jp.fujitsu.com/about/design/ud/assistance/assistance.html