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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.25.Mon
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2007'05.03.Thu

日本HP、カルビーの首都圏センターと沖縄間を結ぶ災害対策サイトを構築

カルビーの災害対策サイトを沖縄に構築

-HPのノウハウと遠隔データ複製ソリューションを採用し、既存のIT資産を活かしながら、
首都圏基幹センターと沖縄1,600kmを結ぶ災害対策を短期間で実現-


 日本ヒューレット・パッカード株式会社(略称:日本HP、本社:東京都千代田区、社長:小田 晋吾)は、カルビー株式会社(略称:カルビー、本社:東京都北区、代表:中田 康雄)の首都圏センターと沖縄間1,600kmを結ぶディザスタ・リカバリ・サイト(災害時バックアップセンター、以下、DRサイト)を構築しました。同サイトは、国内の災害対策サイトとして、最長級の距離を隔てています。

 今回のシステムは、日本HP、ファーストライディングテクノロジー株式会社(略称:FRT、本社:沖縄県浦添市、社長:嘉手納 伸)、株式会社日本総研ソリューションズ(略称:JRI-Sol、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小名木 正也)の3社が中心となり、コンサルティングからシステム・インテグレーション、ハードウェア、ソフトウェアの提供まで一括して受注し、災害対策ソリューション技術を活用しシステムを構築・納入しました。
 沖縄データセンターの運営はFRTが行います。首都圏センターの運営およびプロジェクトのマネジメントはJRI-Solが行っています。本システムは本年11月27日より稼動を開始しました。 

 カルビーは「掘りだそう、自然の力。」をコーポレートメッセージに、お客様と産地生産者を結ぶネットワークを築いています。同社の商品生産を支えるITインフラストラクチャは、このネットワークの維持運用に必要不可欠なものです。カルビーは、事業継続性の強化を目的として同社のITインフラストラクチャの災害対策に取り組み、首都圏災害時にもビジネスを継続とするDRサイトを構築しました。カルビーは、同サイトの立地として、地震が比較的少なく地震係数も全国でもっとも低く、首都圏から1,600km以上離れており、同時被災に遭う確率が低い沖縄を選択しました。


■短納期、かつ既存のIT資産を活用したシステム
 本システムは、お客さまの既存のIT資産を活用し、新規のシステム投資を極力抑えるという視点から設計されました。また、HPの災害対策分野における豊富な経験をベースに、災害対策プロジェクト発足後6ヶ月での短期構築を実現しています。 
 同社の沖縄に設置されたDRサイトは、災害対策用の待機サイト(バックアップセンター)として機能するだけでなく、通常時は物流管理などの基幹システム業務も担うことができます。首都圏の基幹サイト(以下、首都圏サイト)と合わせて、どちらもメインのデータセンターとして使用できるツインセンター構想を採用しており、平常時もDRサイトへの投資が無駄にならないよう考慮されています。


■カルビーのITシステムの進化~プラットフォームの刷新から災害対策(ディザスタ・リカバリ)へ
 カルビーでは、9年前からHP AlphaServerとSAP R/3を核とするITシステムの運用を続けてきました。そして、昨年末に、R/3のプラットフォームをHP Integrityサーバへ移行し、パフォーマンスとストレージ容量の大幅な拡張を実現しました。さらに、次の課題として、事業継続性の強化を目的とした災害対策の実現を目指し、システム移行完了後、バックアップセンター設置を計画し構築しました。 

 日本HPでは、R/3の移行プロジェクトに引き続き、ITコンティジェンシー・プラン(IT不測事態対応計画)のコンサルティングを実施するとともに、既存のIT資産を有効活用しながら沖縄DRサイトへの機器の移設、システム構築とテストに取り組んできました。


■システム構成~遠隔データ複製ソリューションを採用 
 カルビーのディザスタ・リカバリ・システムは、首都圏サイトと沖縄DRサイトにそれぞれシステムを構築した上で両サイト間をWANで接続しています。遠隔の二地点間でリアルタイムなデータ複製を行うことで、有事の際にも被害を受けなかった側のサイトで速やかに最新のデータを使ってシステム運用を継続できるように設計されています。
 本システムは、両サイトに新たに設置されたHP StorageWorks XP10000同士の筐体間ミラーリング機能(HP StorageWorks Continuous Access XP)によって常にサイト間でデータを複製しています。同時に、両サイトのSAN(ストレージエリアネットワーク)は、IPへのプロトコル変換を利用して遠隔FC接続を実現しています。 

 本システムの構築にあたっては、HP Integrityサーバとミッドレンジ・ディスクアレイHP StorageWorks Enterprise EVA4000で構成された首都圏サイトの既存システムに、強力な遠隔データ複製機能を持ち、既存のストレージをそのまま接続できるHP StorageWorks XP10000ディスクアレイを追加することで、既存のシステムの構成を活かしながら、必要最低限の投資でディザスタ・リカバリ機能を実装しています。


■身近になる災害対策 
 昨今のビジネスとITが密接に連携した企業環境においては、被災によるITシステムの障害、データ損失などによって、経済的損失はもとより、その後の業務復旧にも困難が予想されます。 
 現在、大企業を中心として、事業継続性を強化するため、事業継続計画の策定、IT災害対策システム(ディザスタ・リカバリ・システム)の導入が始まっています。しかしながら、災害対策システムの構築には膨大なコストと時間がかかるイメージがあることから、導入を躊躇する企業もあります。 

 日本HPはお客様の既存IT資産を最大限に生かしながら、お客様のニーズに合わせた事業継続・災害対策ソリューションを開発し、提供することで、このようなお客様の不安を解消し、事業規模や予算に合わせた最適なソリューションを提案します。 
 日本HPが提供するディザスタ・リカバリ・ソリューションは、業務IT依存度・ビジネス影響度の分析(企業内において、各業務がITにどの程度依存し、ビジネスへの影響がどれ位あるかを測定分析すること)にはじまり、事業継続計画の策定、災害対策システムの設計・構築・保守・運用といった、災害対策、事業継続に必要なトータルなソリューションです。 
 また、地震が少なく、コストメリットに優れた沖縄におけるDRサイト構築の経験の蓄積により、今後も同地を利用した事業継続・災害対策ソリューションの採用を積極的に国内の企業に働きかけていきます。


■カルビーのディザスタ・リカバリ・サイトの概要 
 今回のカルビーのディザスタ・リカバリ・サイト構築にあたり、HPが提供した主な製品ならびにサービスは以下のとおりです。(災害対策用新規追加分) ※詳細は添付資料参照 


HP Integrityサーバ rx2620 
HP StorageWorks XP10000ディスクアレイ 
HP StorageWorks MSL4048テープライブラリ 
HP Continuous Access XP 
MPR(変換ルーター) 
32ポートFCスイッチ 


■添付資料
 ≫カルビー様災害対策システム 機器構成 (PDF:681kb)
 http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2007/pdfs/fy07-013.pdf 


■HP StorageWorks ディザスタ・リカバリ・ソリューションに関する製品情報は以下のURLを参照してください。 
 ≫http://h50146.www5.hp.com/products/storage/solution/dr/index.html 


■HPの事業継続・災害対策に関する情報は以下のURLを参照してください。
 ≫http://www.hp.com/jp/continuity/


文中の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。


■お客様からのお問い合わせ先

カスタマー・インフォメーションセンター  TEL:03-6416-6660 
ホームページ: ≫http://www.hp.com/jp/ 

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