出光興産、日東電工の害虫防除事業を譲り受け
日東電工株式会社の害虫防除事業の譲受について
~アグリバイオ事業における農業・緑化分野の拡大~
当社(本社:東京都千代田区、社長:天坊 昭彦)は、日東電工株式会社(本社:大阪府大阪市、社長:竹本 正道)から害虫防除事業を12月1日付で譲り受けます。
1.譲受の理由
当社のアグリバイオ事業は、自然界の微生物を最大限に活用し、「食の安全・安心」に貢献する農業用殺菌剤をはじめ、畜産用生菌剤、芝残渣分解資材など、「環境にやさしい」製品を提供しています。
今回、当社が従来保有していなかった害虫防除事業に進出することで、農業分野での品ぞろえを一層拡充できます。さらに、害虫誘引フェロモン製品が加わることで、街路樹や公園、林業を対象とした緑化分野での新しい事業展開も可能となり、アグリバイオ事業の拡大を早期に実現できると判断しました。
2.譲受の内容
当社が譲り受けるのは、微生物害虫防除剤・害虫誘引フェロモン製品・色誘引虫取り粘着シートなどの「環境にやさしい」製品と、関連する微生物培養設備・特許・農薬登録・商標などです。
【 製品名と用途 】
(1)バイオリサ・カミキリ(農林水産省登録 第19071号)
果樹類・たらのき・うど・かえで・桑の害虫カミキリムシ用微生物害虫防除剤
(2)ニトルアー<アメシロ>(農林水産省登録 第20652号)
樹木類の害虫アメリカシロヒトリ用誘引フェロモン製品
(3)バイオリサ・マダラ(農薬登録申請中)
マツ枯れ病の原因害虫マツノマダラカミキリ用微生物害虫防除剤
(4)Insect Trap(IT)シート
作物害虫を色で誘引し、捕獲する粘着シート
当社アグリバイオ事業の売上高は、2007年3月期20億円の見込みです。
今後も「環境にやさしい」農畜資材の普及・拡大を図ってまいります。
以上