アドバンテスト、最大16個同測のダイナミック・テスト・ハンドラ「M4841」を販売
ダイナミック・テスト・ハンドラ「M4841」を販売開始
最大16個同測で、当社従来比3倍の高スループット試験を実現
株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区社長:丸山利雄)は、BGA、CSP、QFPなどのパッケージを、最大16個同時に18,500個/時間の高スループットで搬送できる、ダイナミック・テスト・ハンドラ「M4841」を開発し、2007年4月より販売を開始いたします。
なお、当製品は、2006年12月6日~8日に幕張メッセで開催される「セミコン・ジャパン2006」に出展いたします。
現在、携帯電話やゲーム機器をはじめとしてデジタル・コンシューマ市場は急速に成長を続けております。デジタル・コンシューマ市場においては、最終製品の低価格化によって、搭載されるMCUやDSPなどのデバイスの低価格化もますます進んでおります。そのため、デバイスの量産ラインでは、これまで以上にテスト・コストの低減が強く求められています。
来春発売予定の「M4841」は、同時測定個数最大16個(従来製品比2倍)、18,500個/時間(従来製品比3倍以上)の高スループット化を実現し、デバイスの量産ラインにおける低テスト・コスト化に大きく貢献いたします。また、デバイスへの温度印加には恒温槽方式を採用しており、-40℃の低温から+125℃の高温まで広範囲の温度印加が可能ですので、高信頼性の求められる車載用機器や航空機などに使用されるデバイスの厳しい温度環境試験に対応いたします。
「M4841」では、従来製品から採用しておりますソフト・タッチ・ハンドリング機構を搭載し、ハンドラ内部のモーション・コントロールを最適化することで、高精度な試験環境を提供いたします。さらに、「同時測定個数」、「測定温度範囲」、「処理能力」をお客様のニーズに合わせた最適なユニットから選択できる構造を採用しておりますので、設備導入コストの低減とシステムの最適化が可能です。
販売目標
初年度:80台
主な仕様
M4841 ダイナミック・テスト・ハンドラ
対象パッケージ:BGA、CSP、QFP、他
同時測定数:最大16 個
スループット:18,500 個/時間
温度印加範囲:-40℃ ~ +125℃
<製品に関するお問い合わせ先>
営業本部 ATEソリューション ビジネス部 電話:03-3214-7505