アドバンテスト、SoCテスト・システム「T6577」用に3種類のオプションを販売
SoCテスト・システム「T6577」用に3種類のオプションを販売開始
高機能化するデジタル・コンシューマ・デバイスに低コスト・ソリューションを提供
株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区社長:丸山利雄)は、高機能化するSoCデバイスに求められる多様な試験要求に低コストで応えるため、SoCテスト・システム「T6577」用に新たなソリューションを開発し、12月より販売を開始します。
ワールド・ワイドでの需要拡大が予想される携帯電話、薄型デジタル・テレビ、DVDプレーヤなどに代表されるデジタル・コンシューマ市場において、メーカー間の競争は、激しさを増しております。また、他社製品との差別化要求を背景に、搭載されるデバイスは低価格化だけでなく、高機能化、多機能化、軽薄短小化が進み、現在では単一チップ上にさまざまな機能を混在させる実装技術が多用されており、この傾向は、今後も続くことが予想されております。このようなSoCデバイスにおいては、1デバイス上で多岐にわたる試験が必要となり、また、一部のテスト項目では高度なテスト技術を必要とするため、これまでは高性能かつ高額なテスト・システムによるソリューションしかなく、低テスト・コスト化への大きな障害となっていました。
このたび発売する低コスト・ソリューションは、SoCテスト・システム「T6577」(2004年6月発売)上で提供する新たなオプションです。従来、高性能テスタでしか提供できなかったコンシューマ市場向けの高機能・多機能SoCデバイスの試験も、お客様の現有資産をベースに低コストで実現いたします。
■DDR2インターフェース・テスト・オプション
ソース・シンクロナス方式に対応し、at speedで高速メモリ・インターフェースのファンクション試験やAC試験を低コストで実現。最高667Mbpsまでの高速Write試験に対応します。
■BBWGD(Base Band Waveform Generator/Digitizer)オプション
携帯電話などに用いられるSoCデバイスの100MHz帯域クラスのアナログ試験や、ベースバンド信号の試験が可能です。また、1モジュールに各8チャンネルの任意波形発生器と波形デジタイザを搭載したことで、多数個同測によりテスト・コストが約50%(当社従来比)削減可能です。
■SG(Sine Wave Generator)/JMM(Jitter Measurement Module)オプション
500MHzまでの高速正弦波を発生可能で、デジタル家電などに搭載される高速ADコンバータの試験に対応します。また、500MHzまでの高速デバイスやPLL(Phase Locked Loop)回路のジッタ測定にも対応します。1モジュールに各4チャンネルのSGとJMMを搭載したことで、多数個同測によりテスト・コストが約50%(当社従来比)削減可能です。
なお、それぞれのオプションは、T6577テスト・ヘッド内のスロットに実装して使用します。従来の複雑なテスト・ボード作成が不要となりますので、テスト・ボードの費用、メンテナンス・コストの削減および歩留まりの向上を実現します。
【 定 価 】
・DDR2 インターフェース・テスト・オプション 300万円
・BBWGDオプション 550万円
・SG/JMMオプション 400万円
【 販売目標 】
初年度100台(T6577 販売目標)
【 製品に関するお問い合わせ先 】
営業本部ATE ソリューションビジネス部電話:03-3214-7505
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