アジレント、高速シリアル設計に最適なデジタル・シグナル・アナライザを発売
製品名: Agilent DSA80000B デジタル・シグナル・アナライザ(DSA)
高速シリアル設計に最適なデジタル・シグナル・アナライザを発表
アジレント・テクノロジー株式会社(社長:海老原 稔、本社:東京都八王子市高倉町9番1号)は、高速シリアルバスの設計、デバッグ、評価に最適なオシロスコープをベースとした測定システム「Agilent DSA80000B デジタル・シグナル・アナライザ(DSA)」を発表、本日より販売、出荷を開始します。販売開始後1年間で、100台の販売を目指します。
今回発表の「Agilent DSA80000B デジタル・シグナル・アナライザ」は、業界でも最も低いノイズフロア、ジッタ測定フロア、トリガジッタ、フラットな周波数応答特性を実現しており、低電圧の差動信号におけるより正確なデータ捕捉が可能となります。「Agilent DSA80000B DSA」は通信、データストレージ、コンピュータ、航空宇宙防衛、デジタル家電業界のエンジニアにとって最適なツールです。
「Agilent DSA80000B」は、「Agilent Infiniium DSO80000Bシリーズ オシロスコープ」と「Agilent InfiniiMax プロービングシステム」がベースとなっており、正確で再現性の高い信号捕捉が可能となっています。このハードウェアに、高速シリアルデータ解析ソフトウェアとEZJIT Plusジッタ解析ソフトウェアを搭載することで、高速シリアル設計、デバック、評価に最適な機能を追加しています。
「Agilent DSA80000B」に搭載されている高速シリアルデータ解析ソフトウェアを使えば、信号純度の問題の特定やシリアルインタフェースのパフォーマンス評価を、短時間かつ簡単に行なうことができます。例えば、マスクテストを行なったり、Embedded Clockを採用したシリアルデータの特性を評価したり、シリアルデータから8b/10bデータをデコードしたりすることができます。また、PCI Express、Serial ATA(SATA)、Serial Attached SCSI (SAS)、ファイバチャネル、XAUI、ギガビット・イーサネットなど、コンピュータ、通信、データ通信規格に適合しているかを評価することもできます。
今日の高速デジタル設計においては、信号のジッタの原因を詳しく探ることは、製品の信頼性を保証する上で必須となっています。「Agilent DSA80000B」に搭載されているジッタ解析ソフトウェア「EZJIT Plus」はジッタの構成要素を特定し数値化することができます。ジッタと実信号の時間相関をとることができるので、ジッタの構成要素からその原因を探っていくことも簡単に行なうことができます。
「Agilent DSA80000B DSA」の優れた信号純度は、アジレントのRF設計における実績、独自のパッケージング技術、CMOS ADC(A/Dコンバータ)アーキテクチャによって実現しています。高い信号純度により、オシロスコープやプロービングシステム自体のノイズ、ジッタ、周波数応答特性の影響を受けることがなく設計を行なうことができるので、開発している製品のマージンを大きくとることができます。
詳しい情報は以下のウェブサイトでご覧いただけます。
http://www.agilent.com/find/DSA80000B
販売方針
*目標市場:通信、データストレージ、コンピュータ、航空宇宙防衛、デジタル家電業界など、高速シリアルバスの設計、デバッグ、評価に携わるエンジニア向け
*販売価格(発表日時点での参考価格です): 450万円から
*販売・出荷開始日: 本日
お客様からのお問い合わせ先:計測お客様窓口 電話:0120-421-345
アジレント・テクノロジーについて
アジレント・テクノロジー(NYSE:A)は、コミュニケーション、エレクトロニクス、ライフサイエンス、化学分析市場における世界のプレミア・メジャメント・カンパニーであり、またテクノロジー・リーダーでもあります。18500名の従業員を擁し、110カ国以上でビジネスを展開しています。アジレントは、2006年度、50億ドルの売上高を達成しました。アジレント・テクノロジーの情報は、以下のウェブサイトでご覧ください。
http://www.agilent.co.jp