デルとトレンドマイクロ、サーバ向けセキュリティソリューションで提携
デルとトレンドマイクロ、サーバセキュリティソリューションで提携
ウイルスバスターコーポレートエディションなどをPowerEdge サーバのBTO メニューに
追加し、販売やサポート、デルISV アリーナを通じたマーケティングでも協力体制を構築
デル株式会社(本社:川崎市幸区、代表取締役社長:ジム・メリット)とトレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:エバ・チェン)は、本日、サーバ向けセキュリティソリューションの提供において提携したことを発表します。
デルとトレンドマイクロは、共に法人向けのビジネスで高いシェアと評価を得ており、Windows/Linux 環境の双方に力を入れている点でも共通しています。今回の業務提携に基づき、12月19日より、デルが提供する業界標準x64 サーバ「PowerEdge」シリーズおよびNAS(ネットワーク接続型ストレージ)「PowerEdge Storage Server」シリーズの全製品のBTO メニューの“セキュリティ”項目に、トレンドマイクロの企業向け総合セキュリティ製品「ウイルスバスターコーポレートエディションサーバ版」(Windows 向け)、「ServerProtect for Linux」(Linux 向け)を追加します。
お客様は、これまで別々に手配・入手していたサーバ製品とセキュリティソフトをデルのオンラインストアなどにおいてワンストップで購入することができ、容易にセキュアなシステムの構築が可能になります。
また、この提携においてトレンドマイクロでは「ServerProtect for Linux」のKHM(カーネルフッキングモジュール)を、デルのLinux サーバソリューションに組み込まれる全てのレッドハット株式会社製Linux カーネルのアップデートに合わせてリリースします。Linux プラットフォーム上でウイルスのリアルタイム検索を実現するには、セキュリティソフトのカーネル対応が必要です。各Linux カーネルに対応したモジュールを用意することで、製品自体をバージョンアップせずとも、モジュールの入れ替えで迅速に対応できるようになります。
<PowerEdge/PowerEdge Storage Server BTO メニュー追加の詳細>
○ハードウェア(デル)
サーバ製品 :
「PowerEdge 6950」、「同6850」、「同6800」、「同2950」「同2900」、「同1955」、「同1950」、「同1950」、「同1900」、「同860」、「同840」、「PowerEdge SC1435」、「同SC1430」、「同SC440」
NAS 製品 :
「PowerEdge 2950/2900/840 Storage Server」(Windows 版のみ)○セキュリティソフトウェア(トレンドマイクロ)Windows 向け「ウイルスバスターコーポレートエディションサーバ版」、「ウイルスバスターコーポレートエディションアドバンスサーバ版」
対応OS :
Microsoft Windows Server 2003 Standard Edition R2/Enterprise Edition(32 ビット版およびx64 Edition)R2/Windows Storage Server 2003 R2 などLinux 向け「ServerProtect for Linux」
対応OS :
Red Hat Enterprise Linux 4(AS、ES)など
<提携によるお客様のメリット>
PowerEdge 製品への「ウイルスバスターコーポレートエディションサーバ版」および「ServerProtect for Linux」の導入により、お客様は企業内のデータが集約されるファイルサーバにおいて、セキュアな環境を構築することができます。また、クライアントPC にも「ウイルスバスターコーポレートエディション」をインストールすることでサーバとクライアントの統合管理も可能になります。具体的には、最新のパターンファイルをプッシュ型での配信によるウイルスやスパイウェアからの保護と、ログの一元管理による社内ネットワークの監視、セキュリティポリシーの統一、管理の一元化によるTCO の削減など、システムにおけるセキュリティソリューションを容易に実現できます。
デルとトレンドマイクロは、販売においても協業し、トレンドマイクロのサイトからデルのサーバサイトへのダイレクトリンクの設置や、デルのサイトからトレンドマイクロへの製品情報へのリンクなど、相互に情報を共有し、お客様が必要な情報を入手しやすい仕組みを構築します。
トレンドマイクロは、デルのISV(独立系ソフトウエアベンダー)支援プログラム「デルISV アリーナ」に2006年9月から参加しており、両社の施設において、様々な環境下におけるデル製品でのトレンドマイクロ製品の稼動検証を共同で行ってきた実績があります。
今後、さらに顧客向けメールマガジン/広報誌での告知や共同セミナーの実施、トレードショウの参加など、様々な機会を利用した拡販プログラム、プロモーションを実施し、マーケティング面でも協力を行う予定です。
<デルISV アリーナについて>
デルは、2005年8月より、日本国内におけるISV(独立系ソフトウエアベンダー)との連携を強化するコラボレーションプログラム「デルISV アリーナ」を推進しています。直販モデルの強みを活かした情報のフィードバックや共同開催セミナー、オンラインビジネスの経験とWeb を利用した販売プロモーションなどを展開し、企業の業種や用途に応じたソリューションモデルの開発を共同で行うことで、顧客規模や業種を問わないエンタープライズソリューションの提供を目指しています。
<「ウイルスバスターコーポレートエディション」について>
ウイルスバスターコーポレートエディションは、企業/学校/官公庁向けのセキュリティ対策ソフトです。複数のサーバ/クライアントPC に対して最新のウイルス対策ソリューションを提供するとともに、1台の管理コンソールからネットワーク全体のセキュリティ対策を集中管理することによって、お客様のサーバ/クライアントPC をウイルス感染やその他の脅威から守ります。
<「ServerProtect for Linux」について>
リアルタイムのウイルス検索によって、ウイルスを自動的に検出、処理するだけでなく、必要に応じて手動検索機能、または予約検索機能によって、定期的にウイルス感染の有無をチェックすることができます。また、Trend Micro Control Manager との連携/統合管理により複数台のサーバの設定を同時に行い、最新のウイルスパターンファイル、検索エンジンを自動的にアップデートできます。