C4TとDRMS、ソフト・ハード一体型音楽メディア「再生専用メモリープレイヤー」用電子透かしを共同開発
ソフト・ハード一体型音楽メディア”再生専用メモリープレイヤー”用電子透かしを共同開発
株式会社シーフォーテクノロジー(東京都品川区、社長:三住光男、以下C4T)は、安全で使いやすいコンテンツメディアの開発・普及を推進する株式会社ディアールエムソリューションズ(東京都新宿区、社長:穴澤健明以下DRMS)と共同で、来春より日本で発売する新しいソフト・ハード一体型音楽メディア”再生専用メモリープレイヤー”用の電子透かしを共同で開発しました。
この、来春より日本国内で発売する安全で新しいソフト・ハード一体型音楽メディアはすでに韓国で開発され、DD(Digital Disc)という名称で本年5 月より市場導入されております。このメディアはリッピング等に使われるデジタル入出力を持たないアナログ出力のみのプレイヤーを内蔵した小型軽量再生専用プレイヤーで、音声音楽データの圧縮伸張方式も独自方式であるため、たとえ分解しメモリ内のデータを読み出したとしても再生は困難であり、内蔵メモリも最小32 メガバイトから最大2 ギガバイトまで種々の容量に対応でき、一秒間に使用するデータ量も16 キロビットから1.4 メガビット(CDと同じ非圧縮)まで、目的とする音質によって種々の使用データ量を選択することができます。電池もどこでも手に入る安価な単4電池が使われています。DRMS は来春の日本での市場導入に向けて本”再生専用メモリープレイヤー”(韓国名DD:Digital Disc)の開発製造会社EZMAX 社(韓国、Lee Young Man 社長)とその販売会社Liztech 社(韓国、Heung-Sung Lee 社長)との3社間で日本市場を目的とした大量供給契約をすでに締結しております。
今回、日本での”再生専用メモリープレイヤー”発売にあたって、より安全なメディアの実現およびコンテンツの著作権保護を目的としてC4T の持つ電子透かし技術”acuagraphy(アクアグラフィ)”の採用が決定いたしました。電子透かしとしてメディアに挿入するデータの内容については、社団法人日本音楽著作権協会が制定し推進するJASRAC コードと社団法人日本レコード協会が国内管理機関となって推進するISO規格のISRC(国際録音物コード)他であり、両社団法人のご協力を得て挿入いたします。
これにより”再生専用メモリープレイヤー”がより安全になり、不正発生時の不正発生源の追跡等もより容易になります。今回開発した電子透かしのフォーマットはJASRACコード、ISRCコード他のコードを単独又は組み合わせて入れることができ、”再生専用メモリープレイヤー”ばかりでなく、既存のCDにもそのまま導入することができ、今後、CDでの権利問題解決に役立つと考えています。
現在、”再生専用メモリープレイヤー”で再生する楽曲(音楽コンテンツ)に電子透かし技術が採用されJASRAC コードが埋め込まれることにより、著作権使用料の割引料金の適用についても、社団法人日本音楽著作権協会にてご検討いただいております。この電子透かしは、”再生専用メモリープレイヤー”だけでなく、リッピングの蔓延するCD に導入し、その権利保護に役立てることも可能です。
また、”再生専用メモリープレイヤー”のプレイヤー部分に対する著作権使用料の控除についても社団法人日本音楽著作権協会のご了承をすでにいただいております。
(※メモリープレイヤーの概要など詳細は添付資料参照)