ランクセス、ヘキサンジオールの生産能力を15%増強
ランクセス、ヘキサンジオールの生産能力を15%増強
ドイツの化学会社ランクセスは、ドイツのユルディンゲンプラントで国内外市場向けに製造している1,6ヘキサンジオール(1,6-Hexanediol、HDO)の生産量を2007年初頭までに15%増強することを発表しました。これは、市場におけるランクセスのシェア拡大に向けた投資で、ユルディンゲンプラントは、原料の自社供給とHDO製造に最適なインフラを備えることで、市場競争を有利に進めるための最適な環境を整えることになります。
ヘキサンジオールは、EC理事会指令(67/548/EEC)が指定した危険物質に該当しないため、輸送の際に危険貨物としての取り扱いの必要がありません。
ヘキサンジオールは、高品質の塗料用樹脂、ウレタン、高耐熱ポリマー、および接着剤用に使用されています。
ランクセスの基礎化学品ビジネスユニットでは、今年9月に発表したメタクレゾールと今回のヘキサンジオールの増強に加えて、戦略的に重要な基礎化学品については今後の生産能力の強化を検討しています。
ランクセスの広範な基礎化学品のラインナップは、塩素処理、ニトロ化、水素化、ホスゲン化、異性体分離の全ての処理が可能な総合的な製造プラントで製造されています。工業化学における世界のリーディング・サプライヤーとして、ランクセスは特に芳香族化合物に注力し、クロロベンゼン、クロロトルエン、ニトロトルエンとその誘導体であるニトロクロロベンゼン、クレゾール、トルイジン、モノイソシアネートなどを製造しています。さらに、ランクセスは、アミン、アミノアルコール、ベンジル製品、フッ化水素と硫酸、フッ素化合物、無水フタル酸等の酸化製品、無水マレイン酸や、リン酸トリメチロールプロパンなどのポリオールも世界的なサプライヤーです。基礎化学品ビジネスユニットは、2005年の売上高、15億3,500万ユーロを達成した化学品及び中間体セグメントに属しています。
※このリリースの原文(英語)は、以下のURLにてご参照下さい。
http://www.press.lanxess.com
※このリリースに関する写真データは、以下のWebサイトにてダウンロードいただけます。
http://www.lanxess.jp/lcs/jp/press/
■ランクセスについて
ランクセスは、ドイツを本社に、世界18カ国におよぶ50以上の拠点で事業を展開する大手化学会社です。化学会社バイエルの化学品事業とポリマー事業の一部を母体に、2004年に設立しました。高品質の化学品、合成ゴム、プラスチックを製造し、その製品ポートフォリオは、基礎化学品、機能性化学品、顔料、プラスチック、合成ゴム、ゴム薬品、皮革用化学品、繊維加工用化学品、物質保護剤、イオン交換樹脂など多岐にわたります。全世界の従業員数は約 17,000人で、2005年の総売上は約72億ユーロにのぼります。ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。 http://www.lanxess.co.jp