エーシーニールセン、世界の「新年の抱負」に関する意識調査結果を発表
新年の抱負に対する日本人の関心は薄い
来年達成したい目標:女性はダイエット、男性は運動とバランスの良い生活
2006年12月27日:今までの自分を振り返り、また新たな目標を設定するのに、年の変わり目は良い時期なのかもしれません。世界最大の市場調査会社であるエーシーニールセン(日本本社:港区六本木、代表取締役社長:マンゴ・ギルクリスト)の調査結果によると、世界の消費者の半数(56%)が新年の抱負を立てていることがわかりました。抱負を立てると回答した人の中で、最も人気のあったのは「もっと運動をする(62%)」と「仕事とプライベートのより良いバランスを心がける(51%)」でした。消費者は2007年度に質の良い、より健康的な生活を心がけているのかもしれません。
■日本人に新年の抱負は不要?
地域別にみた場合、新年の抱負を立てている人の割合が一番多いのはラテンアメリカ(71%)で、そしてアジア太平洋地域(65%)が続きます。両地域とも世界平均の56%を上回っています。一方、アメリカでは新年の抱負は立てないという人がほとんどで、立てると回答した人は40%と平均を16%も下回っています。日本人で新年の抱負を立てると回答した人は38%で、世界平均を18%も下回っています。アジア太平洋地域中、ニュージーランド(37%)に次ぐ低い回答率となりました。
■2007年は質の良い生活を目指す
世界の順位と同様、日本で人気のある抱負は、「もっと運動をする」、「仕事とプライベートのより良いバランスを心がける」、「ダイエットをする」でした(表1)。「もっと運動する」と答えた人の割合は男性で多く、また年齢別でみた場合、55歳以上の人の回答率が高い結果となりました。「仕事とプライベートのバランス」に関しては、男性51%に対して女性では約半数の28%という回答率でした。一方、「ダイエットをする」と回答した人の割合は女性で多く、年齢別でみた場合、20代後半から30代前半のダイエット願望が強いようです。特に女性に多くみられた抱負が、「新しい趣味を持つ」で、33%となっており、男性と比べて約10%も高い数字が出ました(表2)。
2006年10月末から11月初めに世界46カ国の消費者2万5408人に対し、景況感に関する意識調査を実施しました。この調査は6ヶ月ごとにインターネットで、経済・雇用状況などの景況感、消費意欲やお金の使途希望、世事での関心事・懸念材料などの消費者心理を追跡しています。
エーシーニールセンについて:エーシーニールセンは、VNU社のメンバーとして、100カ国以上で一般消費財やサービス産業向けに市場調査、情報および分析サービスを提供している世界で最大の市場調査会社です。独自の製品、分析ツール、また専門的なサービスを通じて、顧客の新規事業機会の見出し、またより収益性の高いマーケティング・営業活動のための支援をしています。詳しい情報は、ホームページをご覧下さい。http://jp.acnielsen.com
*添付資料あり。