ANAグループ、次世代型国際線搭乗モデル実証実験「SPTトライアル2007」を開始
次世代型国際線搭乗モデル実証実験(SPTトライアル2007)をスタート
~ 「安全」で「簡単・便利」な空港手続きの実現にむけて ~
ANAグループでは、国土交通省「e-エアポート」構想と連携して、成田国際空港から出発するANAグループ運航便をご利用のお客様を対象に、ICカードを活用した「自動化ゲート」による出国審査手続きと、ANA自動チェックイン機を組み合わせた次世代型国際線搭乗モデルの実証実験(SPT*1トライアル2007)をスタートします。あらかじめご出発になるお客様の生体情報(指紋情報)を登録したICカード(以下SPTトライアルカード)を作成していただき、出国審査場内の「自動化ゲート」においてSPTトライアルカードによる擬似出国審査を体験後、同じく出国審査場内の自動チェックイン機にてご搭乗券をお受け取りいただく新たな取り組みです。これにより、さらなる保安強化と搭乗手続きの迅速化が期待できます。
今回の実証実験を通し、より安全かつ簡単・便利な空港手続きを目指し、空港手続き全体の最適化に取り組んでまいります。
ANAグループでは、2003年12月及び2005年2月にも「e-エアポート」構想に基づくバイオメトリクス(生体認証)技術を活用した実証実験に参加しておりますが、今回の取り組みではさらに最新のIT技術を取り入れ、自動化された出国審査手続きと平行した全く新しい次世代型国際線搭乗モデルの実験となります。また、ANAグループ運航便の「スマートeチェックイン」がお済みのお客様であれば、Edy機能付ANAマイレージクラブカードや携帯電話で取得した2次元バーコードなどをANA自動チェックイン機にかざすだけで搭乗券の引き取りができ、さらにスピーディーな空港でのお手続きが可能となります。
既に成田空港では、「インラインスクリーニング」*2や「自動チェックイン機」を積極的に導入するなど、空港手続きの迅速化に取り組んでおり、今後ともANAでは、「簡単・便利」なサービスを目指し、お客様の利便性を高めてまいります。
*1 SPT=Simplifying Passenger Travel:国際空港における旅客手続きをITも用いて簡略化する取り組み
*2 「インラインスクリーニング」=チェックイン前の手荷物検査をなくし、チェックイン後、受託手荷物ソーティング場に運ぶ途中で、全ての受託手荷物に対し爆発物検査を行うシステム
(1)実証実験期間(予定)
2007年1月30日(火) ~ 2007年3月23日(金)
(2)対象のお客様
ANAマイレージクラブ会員で成田空港発ANAグループ運航の国際線をご利用のお客様
(3)実験概要
【トライアルA】出国審査「自動化ゲート」の擬似体験と「スマートeサービス」が連動したモデル
・「Eチケット所持」「スマートeチェックイン済」「預託手荷物なし」「北米線以外」の全ての条件に合うお客様が、チェックインカウンターに立ち寄らずに「優先保安検査場」を通過し、生体認証技術を活用した「SPTトライアルカード」を出国審査「自動化ゲート」にかざして擬似出国審査を体験後、ANA自動チェックイン機で搭乗券をお受け取り*いただきます。
*スマートeチェックインがお済みですので、IC機能付ANAカードや携帯電話、2次元バーコードをかざすだけでスピーディーにご搭乗券をお受け取りいただけます。
【トライアルB】 出国審査「自動化ゲート」の疑似体験モデル
・「SPTトライアルカード」を所持するお客様*が、通常どおりチェックインカウンターで搭乗券をお受け取り後、「優先保安検査場」を通過し、生体認証技術を活用した「SPTトライアルカード」を出国審査「自動化ゲート」にかざして擬似出国審査を体験していただきます。
*AMC会員であればどなたでもご利用いただけます。
詳しくは別添「実験モデルイメージ図」をご参照ください。
(4)その他
[1]SPTトライアルカードの登録・発行について
・期間中初回ご搭乗時に、出国審査場内の専用カウンターにて、本実証実験への参加にご同意のうえで、お客様の生体情報(指紋情報)等を登録した「SPTトライアルカード」を作成していただく必要があります。
・SPTトライアルカードは、実証実験期間中であれば何度でもご利用可能です。
[2]実際の出国審査(パスポートへの出国印の押印)は、最後に優先出国審査レーンにてお受けいただきます。
[3]簡単なアンケート調査へのご記入にご協力いただきます。
以上
( 別添資料 )
参考(実験モデルイメージ図)
※ 関連資料を参照してください。