島津製作所、航空・産業機器分野で超精密機械加工を取り込み内製化を拡大
航空・産業機器分野で
超精密機械加工を取り込み 内製化を拡大
―品質向上、納期短縮を目指して『生産改革』をさらに促進―
島津製作所は、中期経営計画において生産改革に取り組んでおり、その中で製品の品質向上・納期短縮・棚卸削減などを目的として内製化拡大を進めています。
本年、当社は、生産改革の一環として、産業機器分野の主要製品であり、半導体製造装置向けに需要が伸びている「ターボ分子ポンプ」について、主要部品の超精密機械加工から組立、検査までを一貫内製化するため、新たな工場を建築します。新工場は、本社・三条工場内に、2007年春着工、年内完成を目指します。新工場では、ターボ分子ポンプの一貫内製化ラインのほかに、全社の製品に搭載するプリント基板組立品の内製化ラインも設置します。
また、航空機器事業においても、事業収益体制強化を目的に、超精密機械加工が行える設備を増強して、高付加価値加工品を中心に内製化を拡大します。
これにより当社は、フルイディクス機器部における油圧バルブやギアポンプの内製化投資拡大、昨年完成した分析計測工場における分析装置の製品組立内製化に引き続き、超精密機械加工までを含めた一層の内製化拡大を目指します。
●ターボ分子ポンプの新工場を本社内に建設
―機械加工から検査まで 一貫生産体制を構築、トップシェアを目指す―
* 関連資料「別紙1」 参照
●航空機器高付加価値部品の精密機械加工を内製化
―事業収益体制の強化を目指す―
* 関連資料「別紙2」 参照