伊藤忠、東京リースなど2社と北米市場に販売金融会社を設立
伊藤忠、東京リース、いすゞ自動車が北米市場にて販売金融会社を設立
伊藤忠商事株式会社は、東京リース株式会社(以下「東京リース」)、いすゞ自動車株式会社(以下「いすゞ」)と北米市場におけるいすゞ車のキャプティブ販売金融会社を設立致しました。
【新会社概要】
社名 : Isuzu Finance of America, Inc. (以下「IFAI」)
本社所在地 : 3020 Westchester Avenue Suite 203, Purchase, New York 10577 U.S.A.
資本金 : 10百万ドル
株主構成 : 伊藤忠 48%
東京リースグループ 48%
いすゞグループ 4%
設立時期 : 2007年3月2日
北米市場は中型トラックでは10万台強の市場規模を有しており、いすゞにとっては3万台を占める重要市場で、日本車メーカーの中では販売台数トップを維持しております。
中期経営計画において北米市場での販売台数5万台を目標として掲げているいすゞは、 目標達成の為の重要施策の一つとしてキャプティブ販売金融会社の設立を検討しておりましたが、この度北米、全世界での戦略パートナーである伊藤忠とみずほグループの中核リース会社で、北米ニューヨークを中心に金融会社の基盤を持つ東京リースとのタイアップに踏み切ったものです。新会社は重点販売強化地域になっている米国北東部を皮切りに営業活動を開始する予定です。
伊藤忠は北米市場を国内市場と合わせ重要市場と位置付けております。既に北米では、いすゞ車の北米ディストリビューター、Isuzu Commercial Truck of America, Inc.(以下「ICTA」)をいすゞと共同で運営しており、また子会社である自動車関連統括会社ITOCHU Automobile America Inc.(以下「IAAI」)の下で物流会社等を経営しています。今回、金融という川下事業に進出することによって、北米における自動車事業の多様化を目指すとともに、いすゞ車の付加価値向上への貢献も図ります。
みずほグループの東京リースにとっては、北米市場での本格的自動車金融分野への進出となりますが、同社の持つ金融事業のノウハウ提供など経営資源の補完を図るという面でも東京リースの参画は重要であると判断しております。東京リース米国会社は既に北米において情報通信機器、医療機器リース等金融案件を幅広く手がけており、今回の参画は同社の日経ベンダーの販売金融支援方針に合致するもので、新会社の日常オペレーションに関しては、この東京リース米国会社のインフラを使用しながら、万全なバックアップ体制のもと臨みます。
◆各社概要
※ 関連資料参照