MUFG、株式交換により三菱UFJ証券を完全子会社化
三菱UFJフィナンシャル・グループによる
三菱UFJ証券の完全子会社化に関する株式交換契約の締結について
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(取締役社長 畔柳 信雄(くろやなぎ のぶお)、以下「MUFG」といいます。)と三菱UFJ証券株式会社(取締役会長 五味 康昌(ごみ やすまさ)、以下「三菱UFJ証券」といいます。)は、三菱UFJ証券の平成19年6月28日に開催予定の定時株主総会および関係当局の承認等を前提として、株式交換(以下「本株式交換」といいます。)により、三菱UFJ証券をMUFGの完全子会社とすることについて平成18年8月29日に方針を決定しておりましたが、本日開催した両社の取締役会の承認を受け、この完全子会社化に関する株式交換契約を締結いたしました。
1.株式交換の目的
MUFGグループは、これまで、リテール・法人・受託財産(資産運用・管理)を「主要3事業」と位置付け、これら3事業について、持株会社であるMUFGに連結事業本部を設置し、既存の業態の枠を超え、グループ各社が一体となって付加価値の高い金融商品・サービスをタイムリーにご提供する連結経営を展開してきました。
こうしたなか、間接金融から直接金融への流れが加速し、また規制緩和に伴う業態間の垣根が一段と低下するなど大きく変動する金融情勢に、よりスピーディーに、効果的に対応するため、この連結経営体制を高度化し、法令等を遵守しつつ、総合金融グループとしてさらに一体的・融合的な経営を実践するべく、三菱UFJ証券がMUFGの完全子会社となることに両社は合意したものです。
三菱UFJ証券の完全子会社化により、MUFGグループは、グループ内の人的経営資源・営業基盤・ネットワークなどを証券業務においても有効かつ効率的に活用することで、証券機能を一層強化し、三菱東京UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行をはじめとするグループ各社とのシナジーを一段と発揮していきます。これにより、多様化・高度化する国内外のお客さまの金融ニーズにこれまで以上に、総合的かつ機動的にお応えすることで、MUFG株式を保有することになる三菱UFJ証券の株主の皆さまを含め、MUFGの株主の皆さまのご期待に応えていきたいと考えております。
なお、MUFGが三菱UFJ証券の総株主の議決権の62.78%を有していることから、株式交換比率の公正性・妥当性を確保するため、両社は本株式交換の実施を決定するに当たり、各別の第三者算定機関の株式交換比率算定に係る分析および意見を参考として交渉・協議を行い、その結果合意された株式交換比率を、それぞれの社外取締役および社外監査役の出席する取締役会において検討・決定いたしました。
また、本株式交換の結果、効力発生日である平成19年9月30日をもってMUFGは三菱UFJ証券の完全親会社となり、完全子会社となる三菱UFJ証券は平成19年9月25日に上場廃止(最終売買日は平成19年9月21日)となる予定です。
*以下、詳細は添付資料をご参照ください。