SRIハイブリッド、高減衰ゴムを使った制振技術ブランド「GRAST」を立ち上げ
超高減衰テクノロジーブランド『GRAST(グラスト)』を立上げ
住友ゴムグループのSRIハイブリッド(株)は、優れた減衰性能を発揮する高減衰ゴムを自社開発していますが、この高減衰ゴムを使った制振技術を総称したブランド、超高減衰テクノロジー『GRAST(グラスト)』を立上げます。
SRIハイブリッドの制振技術は、1994年の業界参入以来国内シェアNo.1を誇る橋梁ケーブルダンパーに始まり、これまで橋梁、戸建住宅、超高層ビル、海洋構造物、IT機器設備と事業分野を広げて参りました。今後、超高減衰テクノロジー『GRAST』でこれらの蓄積した技術を中心に、従来の事業分野にとらわれることなく、お客様と共に装置の開発を進めていくことで、制振事業の拡大を図ります。事業規模は、2010年度に50億円を見込んでいます。
なお、超高減衰テクノロジー『GRAST』から生まれたビル用制振材『超高減衰型粘弾性ダンパーシステム』は、2006年5月9日に、財団法人日本建築総合試験所の発行する建築技術性能証明書を取得し、その技術性能は第三者機関によって公的にも証明されています。
■特長
(1)風揺れや交通振動のような微小な揺れから地震による巨大な揺れまでさまざまな揺れを低減します。
(2)短周期から長周期までさまざまな構造物に適用可能です。
(3)温度依存性が低く、-20℃から60℃まで安定した減衰性能を発揮します。
(4)減衰力の経年変化が非常に少ないことから、メンテナンスの回数を大幅に減らせることができます。
※経年相当年数60年において減衰力低下率は15%以内。
(5)従来の高減衰ゴムに比べ剛性が5倍以上(当社比)と非常に硬いため、少ない材料で同程度の性能を発揮でき、コンパクト化や低コスト化、設計の自由度が向上しました。
商品の詳細については、SRIハイブリッドのホームページにてご覧いただけます。
http://www.sri-hybrid.co.jp/damping/