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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.26.Tue
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2007'04.03.Tue

ローム、CMOSオペアンプ・コンパレータ市場に本格参入

ロームがCMOSオペアンプ・コンパレータ市場に本格参入
高信頼性の高速タイプと低消費電流タイプを開発


 半導体メーカーのローム株式会社(本社:京都市)は、省エネ設計が求められるノートPC、デジタルカメラ、ゲーム機器などのポータブルデジタル機器向けに高信頼性CMOSオペアンプ・コンパレータを拡充。CMOSオペアンプ・コンパレータともに1ch、2chそれぞれに高速タイプと低消費電流タイプの全24機種を開発しました。まずは需要が見込まれる1ch品からサンプル出荷、量産を開始します。オペアンプでは高速タイプ『BU7261G』、『BU7261SG』と低消費電流タイプ『BU7241G』、『BU7241SG』のサンプル出荷を2007年3月から開始し、2007年6月から量産を始めます。
 またコンパレータでは高速タイプ『BU7251G』、『BU7251SG』と低消費電流タイプ『BU7231G』、『BU7231SG』のサンプル出荷を2007年4月から開始し、2007年7月から量産を始めます。当面CMOSオペアンプ・コンパレータ合わせて月産1000万個体制で開始し、2008年3月までに全24機種の量産移管を完了し月産3000万個まで供給できる体制を整える予定です。生産は、前工程をロームアポロデバイス(福岡県)、後工程はROHM INTEGRATED SYSTEMS(THAILAND)CO.,LTD.(タイ)で行います。

 近年、デジタル機器搭載のCPUやDSPなどの電子デバイスは、プロセス技術の進歩により微細化が急速に進んでいます。それに伴い電源電圧も5Vから3.3V、そして1.8Vへ低電圧化が進んでいます。今回開発したCMOSオペアンプ・コンパレータシリーズは、1.8Vの低電圧から動作可能でCPUやDSP用の低電圧の電源でそのまま使用できる他、入出力をフルスイングタイプとしたため、低い電源電圧でもGNDから電源電圧までフルに信号を扱うことができます。加えて低消費タイプのCMOSオペアンプ『BU7241G』、『BU7241SG』では、70μAを、またCMOSコンパレータ『BU7231G』、『BU7231SG』では、5μAの低消費電流を実現しています。省エネ設計が求められる電池駆動のポータブルデジタル機器に最適なオペアンプ・コンパレータです。
 また、高速タイプのCMOSオペアンプ『BU7261G』、『BU7261SG』では、高スルーレート1.1V/μsを、CMOSコンパレータ『BU7251G』、『BU7251SG』では、0.55μsの短い応答時間を実現しているため、ポータブルデジタル機器での音声信号処理や各種センサ信号処理で威力を発揮します。
 ロームが今回開発したCMOSオペアンプ・コンパレータシリーズは、ローム独自の回路技術とレイアウト技術より、入力バイアス電流を上げることなく従来品の2倍の4kVの高ESD耐量を実現しました。これでセット組立・実装時の静電気によるIC破壊にも強くなり、信頼性向上に大きく貢献します。加えてCMOSオペアンプの『BU7241SG』、『BU7261SG』、そしてCMOSコンパレータの『BU7231SG』、『BU7251SG』は、-40℃から+105℃までの広い範囲で動作を保証。より高い信頼性が求められるセットに最適です。


<量産を開始する1chCMOSオペアンプ・コンパレータの主な特長>

1)電源からGNDまでの信号を入出力可能な入出力フルスイング(0V~3V入力可能:VDD=3V時)
2)電池駆動セットに最適な1.8V低電圧動作
3)高ESD耐量:4kV(HBM法)
4)低入力バイアス電流(1pA)
5)高スルーレート:1.1V/μs(CMOSオペアンプ:BU7261G、BU7261SG)
   短い応答時間:0.55μs(CMOSコンパレータ:BU7251G、BU7251SG)
6)低消費電流:70μA(CMOSオペアンプ:BU7241G、BU7241SG)、
           5μA(CMOSコンパレータ:BU7231G、BU7231SG)
7)広動作温度範囲:-40℃~+105℃(CMOSオペアンプ:BU7261SG、BU7241SG
                          CMOSコンパレータ:BU7231SG、BU7251SG)
8)小型パッケージ:SSOP5(SOT-23相当)


1.語句説明

スルーレート
 入力に立ち上がり時間の速いパルスを入れて増幅すると、出力の立ち上がり部分が傾きを持ってしまいます。
 この傾き(変化の割合)を表した指標がスルーレートです。スルーレートは、オペアンプが高周波でいかに振幅電圧を大きくとれるかの目安を与えるものです。

応答時間
 コンパレータへの入力に対して出力が規定の値に達するまでの時間を意味します。

ESD耐量
 デバイスに静電気が印加した場合に、そのデバイスが耐えうる静電気の電圧を意味します。

バイアス電流
 入力端子に流入出する電流量を意味します。その値が小さい方が理想的オペアンプ/コンパレータです。


2.写真

 ※添付資料を参照

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