日本鉄鋼連盟、2月の普通鋼鋼材需給速報を発表
平成19年2月普通鋼鋼材需給速報について
2月の普通鋼鋼材出荷は、国内向けは509.1万トンで、前年同月比36.4万トン、7.7%増と9カ月連続増、前月比では1.8万トン、0.4%増と2カ月連続の増加となった。輸出向けは164.3万トンで、前年同月比19.2万トン、13.2%増と10カ月連続増、前月比では8.6万トン、5.0%減と2カ月連続の減少となった。この結果、出荷合計は前年同月(617.8万トン)比55.6万トン、9.0%増の673.3万トンと9カ月連続の増加となった。
また、生産は647.5万トンで、前年同月(613.3万トン)比34.2万トン、5.6%増と9カ月連続の増加となった。
2月末のメーカー・問屋在庫は、前月末(656.4万トン)比25.8万トン減の630.6万トンとなった。内訳をみると、メーカー在庫は前月末(515.8万トン)比26.6万トン、5.2%減の489.2万トンと2カ月振りの減少、問屋在庫は前月末(140.6万トン)比0.8万トン、0.6%増の141.4万トンと、2カ月連続の増加となった。
国内・輸出別では、国内向在庫が前月末(554.1万トン)比19.4万トン、3.5%減の534.7万トンと3カ月振りの減少、輸出船待在庫も前月末(102.3万トン)比6.5万トン、6.3%減の95.9万トンと2カ月振りの減少となった。
また、在庫増減についてみると、在庫が前月末比1万トン以上減少した品種は、鋼帯(幅600mm以上)(10.6万トン減の153.3万トン)、冷延広幅帯鋼(5.0万トン減の57.9万トン)、小形棒鋼(3.6万トン減の57.9万トン)、鋼管(2.5万トン減の56.3万トン)、亜鉛めっき鋼板(1.0万トン減の96.8万トン)の各品種、前月比1万トン以上増加した品種は皆無であった。
以上の結果、2月末の在庫率は、前月末の96.5%から2.9ポイント低下して93.6%となり、9カ月連続して100%を下回った。また国内在庫率は前月末の109.2%から4.2ポイント低下して105.0%となったが、3カ月連続して100%を上回った。