三井物産、豪州グリフィングループ向け石炭火力発電設備を受注
豪州グリフィングループ向け石炭火力発電設備受注のこと
当社は石川島播磨重工業を主要パートナーとし、2007年2月27日に豪州の発電会社であるグリフィングループ向けに20万キロワットの石炭焚火力発電所の一括建設請負契約を受注し、3月29日、同契約が発効に至りました。本件は2005年12月に受注した石炭火力発電所1号機(20万キロワット)に続く増設案件(2号機)で、受注金額は約450億円となります。本発効を受けて、今月中に着工し、2009年11月の運転開始を予定しています。
西豪州では電力自由化が進んでおり、グリフィングループは同州での発電事業への本格的参入を目指して、豪州でのプラント建設に豊富な実績のある当社に1号機を発注し、その後当社は2号機受注に向けた交渉を続けて参りましたが、今般、2号機の一括建設請負契約に至りました。
豪州は当社の最重要市場の一つであり、多数の大型発電プラントの納入実績に加え、複数の電力事業投資を行っており、また今回の主要パートナーの石川島播磨重工業も発電用大型ボイラー納入の豊富な実績があります。同国は世界的な資源需要の追い風を受けて好調な経済を維持、電力需要も着実に伸びており、今後も火力及び風力などの再生エネルギー発電所の新設が期待されています。当社は、今後も同国のプラント建設から電力事業投資まで幅広い電力事業を展開していく考えです。