東芝と池上通信機、フラッシュメモリ採用の放送用映像制作・編集システムをNABで発表
池上通信機と東芝がフラッシュメモリを採用した
新世代の放送用映像制作・編集システムを全米放送協会展(NAB)で発表
~シームレスなトータル・テープレス・ワークフローによる業務革新を実現~
池上通信機ブース番号:C4226
東芝 ブース番号:SL1405
池上通信機株式会社(以下、「池上通信機」)と株式会社東芝(以下、「東芝」)は、両社が共同開発を進めているフラッシュメモリをキーコンポーネントに採用した新世代の放送用映像制作・編集システムのキーコンセプトと、具体的商品ラインアップの概要を2007年全米放送協会展(NABショー2007)にて発表しました。
近年、グローバル・ベースで放送サービスのデジタル化、ハイ・ディフィニション(HD)化の流れが進んでいます。今後両社がワールドワイドに提案・推進していく先進的な映像制作・編集システムは、取材現場におけるカメラでの素材収録から、放送局内での制作・編集作業、完成映像データの送出、アーカイブまでのワークフロー全体を、フラッシュメモリメディアをベースとした基幹商品群とネットワークでシームレスに統合するもので、今後デジタル化、HD化が急速に進む放送業界の制作環境において大きな業務革新をもたらすものです。
池上通信機と東芝は今月に入り、テレビ放送局や番組制作会社向けの映像製作・編集システムの分野において今後、新商品の開発から販売促進に渡り、協業を図っていくことを発表しておりますが、今回、NABショーにて初めてその商品コンセプトと具体的な商品ラインアップの全貌を明らかにしたものです。
池上通信機の松原正樹社長は、「当社の映像制作分野での専門性と、東芝の持つ、マスター設備、送信機器、送出サーバなど幅広い放送システム分野での優れた技術力と経験、そして先進的な半導体フラッシュメモリ技術を組み合わせることで、理想的な相互補完関係を築き、放送業界にあらたな革新をもたらしたい。」と語りました。
東芝の執行役常務・社会システム社社長の木村俊一氏も「放送業務用カメラの分野を中心に常に業界をリードする池上通信機とのアライアンスを進めることは、東芝がグローバルな放送システム市場での地位を強化することに大きく寄与すると共に、放送局、番組制作会社に対して高い付加価値を提供していけるものと確信している。」と抱負を述べました。
■ 商品コンセプトの概要
* 関連資料 参照
■ 商品の概要
* 関連資料 参照