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ニュースリリースのリリースコンテナ第一倉庫

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2024'11.27.Wed
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2007'04.19.Thu

NTTアイティ、エンタープライズサーチシステム「InfoBee/EX」を提供

常にファイルサーバの最新情報を検索できる

エンタープライズサーチシステム「InfoBee/EX」の販売を開始 

~ファイルサーバのアクセス権を継承し利用者に応じて検索結果をフィルタリング~


 NTTアイティ株式会社(以下:NTTアイティ、本社:横浜市中区、代表取締役社長:岡田和比古)は、社内ファイルサーバに蓄積されている膨大な各種形式の文書ファイルを自由なキーワードで検索できるエンタープライズサーチ用検索パッケージ「InfoBee/EX(インフォビー・イーエックス)」を開発し、平成19年4月23日より販売を開始いたします。

 「InfoBee/EX」は、官公庁や各種企業の社内外向けホームページの検索で多数の利用実績がある全文検索パッケージ「InfoBee」をベースに開発したもので、ファイルサーバ内の文書ファイルの編集操作をリアルタイムに検出することにより、常に最新情報を検索することができます。また、社内のファイルサーバのアクセス権をそのまま検索時にも継承することにより、利用者毎にアクセス可能な範囲内で検索結果をフィルタリングして表示できます。さらに、検索結果を表示・閲覧するだけでなく、そのまま文書ファイルの編集も連続的に行えるシームレス操作が可能です。

 「InfoBee/EX」を導入すれば、社内の膨大な文書ファイルから欲しい情報を安全にかつ効率よく検索することが可能となり、企業における情報共有活動の促進が図られます。


■製品開発の経緯
 NTTアイティは、形態素解析技術をベースとした全文検索機能を有する製品InfoBee(※1)の開発及び販売を1998年から行ってまいりました。
 昨今、企業活動の多様化、IT化が進み、さらに、ハードディスクなどデータ蓄積装置の大容量・低廉化の加速に伴い、企業内の電子化された文書情報が急激に増大しました。しかも、必ずしも規則的に分類・保管されていない文書ファイルや、保管期限などが守られずに蓄積されたままの文書ファイルなども混在し、閲覧や、編集して再利用したい時に必要な文書ファイルを探すことがますます困難になってきました。
 これまでは、主にWebサーバ(HTML(※2)文書)を対象とした検索機能を実現するパッケージ製品でしたが、これらの背景及び、InfoBeeご利用のお客様からいただいた多数のご要望にお応えするため、企業内に点在する複数のファイルサーバに保管されている各種形式の文書ファイルを自由なキーワードで全文検索できるエンタープライズサーチ(※3)用検索パッケージ「InfoBee/EX」を製品化しました。


■「InfoBee/EX」の特徴的機能について
(1)ファイルサーバの最新状態を常時検索可能 (図1参照) 
 従来のクローラ(※4)に代表されるプル型検索ロボット(※5)に代わり、ファイルサーバ内に常駐するプッシュ型検索ロボット(※6)が、文書ファイルの状態(編集操作の有無)を常時監視し、編集された時点で、その対象文書ファイルのみを検索サーバに送信(プッシュ)することにより、常にファイルサーバの最新状態を検索することが可能になりました(特許出願中)。さらに、編集対象文書ファイルのみを送信するため、社内ネットワークへの負荷を軽減できる利点もあります。

(2)ファイルサーバのアクセス管理を継承した検索が可能 
 Windowsのアクセス管理機能(ACL(※7))を継承することにより、検索したい利用者のアクセス権限に応じて検索結果をフィルタリング表示します。従って、検索しようとする利用者にアクセス権限がない文書ファイルは候補リストにも表示されないので安心して利用できます。

(3)検索結果表示から編集までシームレス操作が可能 
 検索利用者環境向けに提供するInfoBeeデスクトップツール(利用者のパソコン上にインストールして使用)により、ファイルサーバ上の文書ファイルに対して直接編集/コピー編集/フォルダ閲覧が可能となります。通常、ブラウザベースでリンクされた文書ファイルは利用者のパソコン内のハードディスクへ一時保存して閲覧するので、編集後にファイルサーバへ再度コピーしなければなりません。InfoBeeデスクトップツールはこの問題を解決し、業務効率の向上に貢献します。

(4)スケーラビリティのあるシステム構成(図1参照) 
 In foBee/EXシステムの基本構成は、検索サーバ、ファイルサーバ各1台ですが、社内に点在する複数のファイルサーバ内の文書ファイルを、複数の検索サーバで分散収集して横断検索するスケーラビリティのあるシステムとしても構築できます。

(5)オフィス内の多様な形式の文書ファイルが検索可能 
 従来のInfoBee製品系列の技術を継承しており、オフィス内で使用頻度の高い約50種類の文書形式に対応しております。また、ファイルサーバに常駐するプッシュ型検索ロボットにはIFilter※8インタフェースを実装させました。これにより、検索対象文書ファイルをさらに拡げることができます。
 なお、販売価格については、一括ライセンス方式ではなく、1年単位の年間ライセンス方式を採用しており、導入時のコスト軽減の利点があります。

図1 システム構成(処理の流れ) 
 ※ 関連資料参照


■仕様概要
※ 関連資料参照


■「InfoBee/EX」パッケージの構成及び価格(保守を含む年間ライセンス)
 ※ 関連資料参照


■販売開始時期及び販売目標

 販売開始: 平成19年4月23日(月)
 販売目標: 平成19年度に100ライセンス販売を目指します。


【用語の解説】
※1 InfoBee:
 NTTサイバーコミュニケーション総合研究所の研究成果である日本語検索エンジンをNTTアイティが商品化した全文検索ソフトウェアシリーズの総称(登録商標)

※2 HTML:
 Hyper Text Markup Language(ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)の略で、Webページのドキュメントなどを記述するための言語

※3 エンタープライズサーチ:
 インターネットを対象とした検索に対して、企業内を対象とした検索 

※4 クローラ:
 Web上の文書ファイルや画像などを周期的に巡回して収集するネットワーク上のソフトウェアロボット

※5 プル型検索ロボット:
 一般的に「クローラ」とほぼ同義で、検索用のデータを収集・索引するために、対象のWebページや文書ファイルを収集(プル)するタイプのロボット 

※6 プッシュ型検索ロボット:
 今回のInfoBee/EXで採用したロボットで、ファイルサーバ側から検索用のデータを検索サーバ側に送信(プッシュ)するタイプのロボット 

※7 ACL:
 Access Control List(アクセス・コントロール・リスト)の略で、ネットワーク上にあるサーバやファイルなどの資源及び、個々のネットワーク利用者が許可されているアクセス権限を列挙したリスト

※8 IFilter:
 各種の形式の文書ファイルを構造化されていないプレインテキストに変換するツール

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