キョーリン、過活動膀胱治療剤「ウリトス錠0.1mg」の製造承認を取得
過活動膀胱治療剤「ウリトス(R)錠0.1mg」の製造承認取得について
株式会社キョーリンの子会社である杏林製薬株式会社(本社:東京都、社長:荻原郁夫)は、4月18日付で厚生労働省より過活動膀胱治療剤「ウリトス(R)錠0.1mg」(一般名:イミダフェナシン)の製造承認を取得いたしました。
杏林製薬(株)を起源とする「ウリトス(R)錠0.1mg」は、杏林製薬(株)と小野薬品工業(株)が共同開発した薬剤です。本剤はムスカリン受容体サブタイプのM3及びM1に対して選択的な拮抗作用を示す新規の抗コリン剤であり、1回0.1mg1日2回の投与で過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁を改善します。また、本剤は膀胱選択性が高く口渇(口内乾燥)が少ない薬剤であり、優れた有効性と安全性が確認され、過活動膀胱の患者様のQOL向上に貢献できるものと期待しております。
杏林製薬(株)はマーケティングを呼吸器内科・耳鼻科・泌尿器科に重点化するFC(フランチャイズカスタマー)戦略を推進しており、重点領域の1つである泌尿器科を中心に「ウリトス(R)錠0.1mg」の市場への早期浸透を図ることにより、国内営業基盤の強化に取り組んでまいります。
なお、「イミダフェナシン」は杏林製薬(株)と小野薬品工業(株)で共同販売いたします。
承認内容は以下の通りです。
製品名
ウリトス(R)錠0.1mg(URITOSRTablets)
一般名
イミダフェナシン(Imidafenacin)
分類
過活動膀胱治療剤
効能・効果
過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁
用法・用量
通常、成人にはイミダフェナシンとして1回0.1mgを1日2回、朝食後及び夕食後に経口投与する
<参考>
過活動膀胱(OAB;Overactive Bladder)とは、膀胱平滑筋の過度の収縮によって引き起こされる疾患で、尿意切迫感、頻尿、切迫性尿失禁などの症状を引き起こします。日本排尿機能学会の疫学調査によると、40歳以上の男女全体の12.4%、約810万人が日本における過活動膀胱の潜在患者であると推定されています。
以上