日本オラクル、データ統合ソフト「Oracle Data Integrator」を出荷開始
日本オラクル、「Oracle Data Integrator」の出荷開始を発表
~企業内の分散されたデータを迅速に統合~
日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区紀尾井町、代表取締役社長:新宅 正明)は、本日、企業における異種混合のIT環境に分散する膨大なデータを迅速に統合可能な高性能データ統合ソフトウェア製品「Oracle Data Integrator」の出荷を開始したことを発表します。
「Oracle Fusion Middleware」製品群の新コンポーネントとなる「Oracle Data Integrator」は、ビジネス・インテリジェンスとデータ・ウェアハウス、マスターデータ管理、サービス指向アーキテクチャ(SOA)、そしてアプリケーションの移行と統合など、基幹業務遂行のために必要不可欠な機能を実現する鍵となります。
「Oracle Data Integrator」は、異種混合なデータの統合能力と、革新的なE-LT(Extract, Load and Transform)技術を採用しています。また、「Oracle Data Integrator」は、ソースシステムやターゲットとなるデータ・ウェアハウス内で変換処理を実行するため、他社製品では必要とされるETL(Extract- Transform-Load)処理に伴うETLサーバーが不要です。その結果として、性能向上、コスト削減、管理の簡素化を実現します。「Oracle Data Integrator」は、IBM、Microsoft、Sybase、Teradataをはじめとする企業が提供する、多くのデータベースとデータ・ウェアハウスに対する最適化が図られており、異種混合環境においても高い性能を発揮します。
さらに「Oracle Data Integrator」は、即時性の高いシステム統合の要望に応えるため、チェンジ・データ・キャプチャ技術(*1)を提供し、リアルタイムのデータ同期を実現します。また、一連のデータフローを定義するために、宣言型の設計パターンを用いた生産性の高い開発環境が用意されており、これには100種類以上に及ぶ再利用可能なコードライブラリ「Knowledge Modules」が含まれています。
*1: ソースとなるデータベースから、データを抽出する際に、対象となる更新された差分データだけを抽出する機能
「Oracle Data Integrator」は、「Oracle Database 10g」、「Oracle Application Server 10g」、「Oracle SOA Suite」、「Oracle Business Activity Monitoring」などのオラクル製品と連携できるだけでなく、オラクルのビジネス・インテリジェンス製品「Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition」のデータ・ウェアハウス構築に最適化されています。
「Oracle Data Integrator」についての詳細は、 http://www.oracle.co.jp/applications/oracle-data-integrator.html をご覧ください。
◆ 出荷開始日
2007年4月19日
◆ 製品価格
「Oracle Data Integrator」は、単体製品もしくは「Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition」のオプションとして、提供されます。
製品名:Oracle Data Integrator - Target Database
価格(*1):¥1,575,000(税込み)/ Processor
※データ・ウェアハウス、データマートもしくはターゲットデータベースが導入されるコンピュータ上のプロセッサ数となります。
製品名:Oracle Data Integrator - Source Database
価格(*1):¥525,000(税込み)/ Processor
※ソースとなるデータベースが導入されるコンピュータ上のプロセッサ数となります。
以下は「Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition」のオプション製品です。
製品名:Oracle Business Intelligence Data Integrator Option
価格(*1):¥7,875,000(税込み)/ Processor、¥52,500(税込み)/ Named User Plus
*1: 価格の計算方法として「Processorライセンス」と「Named User Plusライセンス」の2通りがあります。
Processor:ハードウェアの仕様(CPU数)に応じて価格設定をするライセンスです。
Named User Plus:オラクル製品に対して使用する権利を与えられている個人が何名いるかによって価格を設定する「指名ユーザー」ライセンスです。
● 日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月28日に東証一部上場。従業員数1,602名(2006年11月末現在)。
* Oracleは、米国オラクル・コーポレーション及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。その他のブランドまたは製品は、それぞれを保有する各社の商標または登録商標です。