日本チェーンストア協会、3月の販売概況を発表
チェーンストア販売統計(月報)
平成19年3月度速報
★全体の概況
平成19年3月度は、食料品は伸長したものの、中旬の気温の急激な低下により春物衣料の動きが鈍化したことなどから総販売額は前年同月を下回った。
ひな祭り関連では寿司、ちらし寿司、手巻き寿司材料、あられ、和生菓子の動きが良かった。
※会員企業数 83社/店舗数 8,786店
※総販売額 1兆1,284億円(店舗調整前)100.4% (店舗調整後) 98.5%
<部門別の概況>
・食料品 6,899億円(店舗調整前) 102.4%(店舗調整後) 100.5%
・衣料品 1,377億円(店舗調整前) 95.9%(店舗調整後) 94.6%
・住関品 2,228億円(店舗調整前) 99.0%(店舗調整後) 96.6%
・サービス 47億円(店舗調整前) 52.8%(店舗調整後) 52.3%
・その他 732億円(店舗調整前 101.6%(店舗調整後) 98.5%
★商品別の動き
<食 料 品>
●農産品は、野菜はサラダ野菜、そら豆は好調だが、キャベツ、白菜、ほうれん草、大根、長ネギは不調。果実はりんご、みかんなどの柑橘類、バナナは好調だが、イチゴは不調。
●畜産品は、豚肉、鶏肉は好調だが、牛肉は不調。ハム・ソーセージの動きは良かった。
●水産品は、さけ、海老、うなぎは好調だが、マグロ、貝類は不調。塩干は塩鮭は好調だが、一汐開き、魚卵、チリメンは不調。
●惣菜は、温惣菜は焼き物、スナックは好調だが、揚げ物、中華は不調。要冷惣菜は和、洋とも好調。米飯、寿司の動きは良かった。
●その他食品は、飲料、アイスクリーム、酒類は好調だが、麺類、インスタントコーヒー、菓子は不調。日配の洋風デイリーはデザート、乳製品は好調。和風は生麺類、練物は好調だが、漬物、水物は不調。ベーカリーは菓子パン、和生菓子は好調だが、和菓子は不調。
<衣 料 品>
●紳士衣料は、ビジネスはスラックスは好調だが、スーツ、ジャケットは不調。服飾はドレスシャツ、ネクタイとも好調。カジュアルはポロシャツは好調だがカジュアルパンツは不調。
●婦人衣料は、外装はスーツ、ジャケット、フォーマルとも不調。トップスはカットソー、ブラウスは好調だが、ジャンパーは不調。
●その他衣料・洋品は、肌着、パジャマは不調だが、ソックスは好調。子供はベビーは不調だが、トドラー、男児は好調。紳士靴、レイングッズは不調。
<住 関 品>
●日用雑貨品は、行楽用品は好調だが、ダイニングの和食器、台所用品、調理用品は不調。バス用品、トイレ用品とも不調。玩具はゲームが好調だが、男児、女児は不調。旅行カバンの動きは良かった。
●医薬・化粧品は、鼻炎薬など医薬品は好調。化粧品はカウンセリング化粧品、一般化粧品とも好調。洗剤は好調だが、防虫剤は不調。
●家具・インテリアは、家具は収納用品、組み立てボックスは好調だが、学習机を含む季節家具、スチール家具は不調。インテリアはカーペットは好調だが、カーテン、インテリア小物は不調。寝具・寝装品は布団、寝装品、タオルとも不調。
●家電製品は、AV家電は不調。洗濯機、冷蔵庫、エアコンは不調。クリーナーは好調だが、レンジは不調。
●その他商品は、自転車、スポーツウェアは好調だが、ゴルフ用具は不調。ペット用品は好調だが、園芸用品の動きは鈍かった。
<サービス・その他>
旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は0.4%であった。
また、食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は6.5%であった。
*添付資料あり。