HOYA、ペンタックスとの株式公開買い付けに関する協議継続を発表
ペンタックス株式会社との公開買い付けに関する協議継続について
HOYA株式会社は、本日の取締役会において、ペンタックス株式会社(以下「ペンタックス」といいます)との経営統合に関して、経営統合を実現する方法として、2006年12月21日付け「HOYAとペンタックスの経営統合に向けた基本合意について」において予定していた2007年10月1日を合併期日とする合併を断念すること、当社が、ペンタックスの議決権の50%超の取得を目指し、ペンタックスの全株式を対象として、買付価格を1株770円とする公開買付けを行う旨の提案は、引き続き維持することとし、ペンタックス側の理解を得るべく、2007年5月末日まで引き続きペンタックスとの協議を継続すること、および2007年6月以降にペンタックスの最終的賛同を条件とした公開買付けを開始すべく準備を進めることを正式に決議いたしました。
当社とペンタックスは、2006年12月21日付けプレスリリースで発表いたしましたように、両社の保有する経営資源を相互補完的に活用することにより、強固な経営基盤を確立するとともに、シナジー効果の創出と、将来に向けて新たな成長の加速が可能となることから、両社は最善のパートナーであるとの共通の認識に至ったため、対等の精神の下に両社の経営を統合することをレ的として、基本合意書を締結いたしました。以後、両社は、今月上旬の合併契約書の締結を目指して、鋭意協議を行ってまいりました。
しかしながら、当社の4月10日付けの「ペンタックス株式会社との経営統合について」に記載のとおり、当社は、ペンタックスの一部株主の状況及び第三者との契約関係の状況等を考慮して、2006年12月21日付けのプレスリリースにおいて予定していた2007年10月1日を合併期日とする合併を行う方法により両社の経営統合を行うことは、実務上難しいとの認識に至りました。かかる認識のもと、合併による経営統合が実務上困難になった場合には基本合意書に定める合併の目的と精神に従い経営統合を行うための代替的方法について速やかに誠実協議する旨を規定した基本合意書の条項に基づき、当社は、4月7日にペンタックスに対し、両社間の協議において検討されていた当社がペンタックス株式につき公開買付けを行う方法により両社の経営統合を行うことを正式に提案し、協議の申し入れを行いました。一方、ペンタックスにおいても2007年4月10日に「合併は断念せざるを得ない状況である」こと及び「広い意味での経営統合については、今後とも検討を進める」ことを決議し、公表しております。その後、両社間でこの問題について協議等を行ってまいりましたが、これまでの経緯を踏まえて、本日、当社としても、両社の経営統合を実現する方法として、2006年12月21日付けプレスリリースで記載した形態による合併を行うことを断念することを取締役会で正式に決議いたしました。
もっとも、当社として、「両社にとってお互いが最善のパートナーである」との認識に変わりはありませんので、基本合意書で合意された合併の目的及び精神に従って、引き続き両社間の経営統合を目指す意向でおります。従って、ペンタックスの議決権の50%超の取得を目指し、当社が、ペンタックスの全株式を対象として、買付価格を1株770円とする公開買付けを行う旨の提案は、引き続き維持することとし、ペンタックス側の理解を得るべく、2007年5月末日まで引き続きペンタックスとの協議を継続することとし、2007年6月以降にペンタックスの最終的賛同を条件とした公開買付けを開始すべく準備を進めることといたしました。
以上