日本フードサービス協会、平成18年度の外食産業市場動向調査を発表
日本フードサービス協会会員社による
外食産業市場動向調査 平成18年度結果
(2006年4月~2007年3月合計)
<全店ベース>
・新規出店も含めた全業態トータルの売上は、前年度比103.5%で3.5%アップとなった。平成17年度の2.3%増より、伸び率は拡大している。客数は102.2%、客単価も101.3%と前年度を上回った。
・月別では全ての月で前年を上回ったが、とくに今年(2007年)に入ってからの1、2、3月の伸びが大きい。
・業態別の売上ではファーストフード105.4%、ファミリーレストラン100.3%、パブ/居酒屋108.7%、ディナーレストラン102.7%、喫茶102.3%、その他103.6%といずれもプラスとなった。とくにファーストフードの和風とその他(カレー、アイスクリーム)は大幅な客数増で、居酒屋は店舗数増で2桁の売上増となった。
・全業態トータルの客数は、102.2%と店舗数(101.2%)の伸びを上回って増加している。
<既存店ベース>
・既存店ベースでは売上は100.8%と前年度比0.8%アップ、調査開始(平成6年)以来はじめて年度で前年を上回った。客数は僅かに減ったものの、客単価が上昇し、売上はプラスに転じた。
・業態別ではファーストフードとディナーレストラン、喫茶で前年度を上回っており、とくにファーストフードが大きく伸び、全体を押し上げている。反面、ファミリーレストランとパブ/居酒屋の業態は前年度を下回っており、業態業種により格差が見られる。
・全業態の客数は99.9%と前年度比で僅かなマイナスとなった、ファーストフード、ディナーレストラン、その他で増えたが、ファミリーレストランとパブ/居酒屋、喫茶では減少した。
・客単価は100.9%と上昇、ディナーレストランで若干下げたが、他の業態はアップし安定した状況となっている。