日本フードサービス協会、3月の外食産業市場動向調査を発表
日本フードサービス協会加盟会員社による
外食産業市場動向調査
平成19年3月度結果報告
社団法人日本フードサービス協会(略称:JF=ジェフ 本部:東京都港区 会長:米濱和英)では、協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査の平成19年3月度分の集計結果をまとめました。「外食産業市場動向調査」は、新規店も含めた外食市場の全体的な動向や業態の変化を把握する「全店データ」と既存店ベースによる店舗の経営状況・動向を探る「既存店データ」を業態別に集計し、前年同月比の指標として表しております。
<全店ベース(新規店も含めた)による外食市場の動向>
トータル売上は前年同月比104.4%
ファーストフードが好調で、全体を牽引
<全体概況>
外食産業の新規店も含めた全店ベースによる全業態トータルの3月度売上状況は、前年同月比104.4%と前年を4.4%上回った。今年の3月は、昨年に比べ気温が高く雨天日数も少なく、さらに土曜日が1日多かったことなどで、客数が105.1%と大きく伸び売上増に結びついた。業態別に見るとファーストフードの各分野が好調で全体を押し上げているが、ファミリーレストランは前年を若干下回るなど、業種業態ではバラツキが見られる。客単価は99.3%と昨年3月以来の下落となった。
既存店も来店客数が増え、売上は102.0%と前年同月を上回り、今年に入り3ヵ月連続プラスで推移している。
<業態別概況>
■ファーストフードの業態は、全体の売上は前年同月比107.9%と前年を大きく上回った。客単価は98.9%と前年より下がったが、客数が109.1%と増加した。分野別の売上では、全て前年を上回ったが、とくに和風(牛丼など)とその他(カレー、アイスクリームなど)は客数が増え、2桁増となった。
■ファミリーレストランの業態は、全体の売上は99.5%と前年を0.5%下回った。客単価は100.9%とアップしたが、客数が98.7%と減少した。分野別の売上では、和風が前年を上回ったものの、洋風、中華、焼肉が客数の減少などで前年を下回る結果となった。
■パブ・居酒屋の業態は、全体の売上は店舗増や客単価のアップ等で前年同月比106.0%と伸長した。客単価は104.6%、客数も101.4%と増えた。分野別の売上では、パブ・ビヤホールが店舗数減で96.9%、一方、居酒屋は店舗数増で108.5%であった。
■ディナーレストランの業態は、客単価が98.4%と下落したものの、客数は108.0%と大きく増え、売上は106.2%と前年を6.2%上回った。
■喫茶の業態は、客数101.8%、客単価も100.6%と前年アップし、売上は102.4%と前年を2.4%上回って推移した。
*以下、詳細なデータは添付資料をご参照ください。