米ファウンドリーネットワークス、統合Webアプリケーションと電子メールのセキュリティを発表
ファウンドリーネットワークス、企業/サービス プロバイダを保護する
統合Webアプリケーションと電子メールのセキュリティを発表
ServerIronアプリケーション スイッチに
Webアプリケーション ファイアウォール、SPAM軽減機能、HTTP圧縮機能を実装
エンド・トゥ・エンドのスイッチングおよびルーティングにおけるパフォーマンス/トータル ソリューションのトップ ベンダー Foundry Networks(R), Inc.(Nasdaq: FDRY、以下「ファウンドリーネットワークス」)は本日、同社が提供するアプリケーション/コンテンツ管理モジュラー スイッチServerIronファミリ向けに、洗練された新しいセキュリティ機能およびパフォーマンス機能をリリースしたことを発表しました。これらのアプリケーション セキュリティおよび最適化機能は、一つのモジュラー プラットフォームに統合して提供されるので、企業およびサービス プロバイダ各社は保護する必要のある複数に分かれた機器の台数を削減し、アプリケーションを配布するインフラの最適化を実現することができます。
3月に初めてファウンドリーネットワークスの固定コンフィギュレーション SeverIron 4G シリーズのアプリケーション スイッチに導入されたTrafficWorks(TM) 10.0はファウンドリーネットワークスのモジュラー アプリケーション スイッチのファミリで提供され、Web アプリケーション ファイアウォール セキュリティ、SPAM攻撃の緩和、HTTP圧縮をサポートするようになりました。
ITリサーチ大手ガートナー社が先頃行ったリサーチによると、ADC(Application Delivery Controller )ベンダーの2006年第4四半期の売上はおよそ17%の成長率で伸びています。今日、ほとんどの企業およびサービス プロバイダのビジネスにとって、IPベースのアプリケーションは不可欠な要素になっています。先進のアプリケーション スイッチング ソリューションと統合セキュリティ機能を組み合わせることで中断することなくサービスを提供し続けると共にセキュリティを強化することにより、企業は生産性を高めビジネスの継続性を維持しながら、毎日のビジネスで発生する業務費用を削減できるようになります。
今回の機能強化では、中小規模の企業から大規模企業、サービス プロバイダまで多様なニーズに応える幅広いシャーシ構成が用意されているServerIronファミリに、Webファイアウォール機能が統合されました。これによって、サービス提供の妨害、重要な情報やデータへの不正アクセスなど、ますます巧妙になってきているアプリケーション攻撃に対して、Web対応アプリケーションを保護することが可能になります。この機能によってServerIronユーザは、従来のセキュリティ対策では対応できないアプリケーションへの脅威に対して卓越した保護機能を実装できると共に、アプリケーション保護のために手間とコストをかけて別のアプライアンスやデバイスを展開する必要がなくなります。またOracleやBEA、IBM Websphere、Microsoft Exchange、Microsoft Live Communication Server (LCS) などビジネスに不可欠なアプリケーションのセキュリティを迅速に強化し、可用性を高めます。
現在SPAMの脅威はますます高まってきています。今日やり取りされる電子メール メッセージにSPAMメールが占める割合は70%にも及ぶことが複数の調査から明らかです。これは電子メールを受信する側にとって迷惑であるだけでなく、生産性の低下を招き、ネットワークへのアクセスを阻害し、内部のネットワークを攻撃する他のウィルスのアクセスを招く原因となります。これまでは一般的にSPAMの検出やフィルタリング、検証にはホストやコンテンツをベースとしたソリューションが使われてきました。これらのソリューションの必要性は変わらないものの、増加の一途を辿っているSPAMのボリュームへ対応するには十分ではなく、さらに経済効率が低く、帯域幅やストレージ、スタッフ、処理、ソフトウェアなどへの継続的な投資が求められます。企業およびサービス プロバイダがSPAMと効果的に戦いそのボリュームの増加に合わせてスケールアップしていくためには、SPAMに対する従来のアプローチを支援する、インテリジェントでコスト効率が良くスケーラビリティに優れたネットワーク ベースの新しいソリューションが必要です。今回のソフトウェア アップデートの一環としてTraficWorks 10.0は最新のSPAM定義をサポートしているので、ユーザは導入と同時に外部からのSPAMを減らすことができます。
世界最大の通信企業NTTコミュニケーションズ社の100%子会社であるVerio社は、インターネットの確立において業界のテクノロジをリードしてきたパイオニアの1社として世界170ヶ国以上で数多くの企業に優れた安定性、グローバルなプレゼンスで幅広いオンライン サービスを提供しています。また、同社はNTTコミュニケーションズ社が4大陸に展開しているグローバルなIP(Internet Protocol)ネットワークを基盤に、スケーラブルで分散されたメール インフラストラクチャを展開し、ウィルスやSPAMから保護された電子メール環境をユーザに提供しています。この複雑なアーキテクチャに不可欠な構成要素となっているのがファウンドリーネットワークスのServerIron Spam Defense(TM) です。Verio社のシニア テクノロジ アーキテクチャ、アンドルー・プリンス氏(Andrew Prins)は次のように述べています。
「先進のデータセンター インフラストラクチャおよびメッセージング プラットフォームにとって、優れた可用性とスケーラビリティに加え、Spam Defenseのような他社にはないユニークな機能は重要な要件です。ファウンドリーネットワークス社が提供する最新リリースのオペレーティング システムTrafficWorks 10.0を基盤にするServerIronアプリケーション/セキュリティ スイッチは、当社の電子メール サービスの将来の成長もサポートする基盤と共に、コスト効率良くインフラストラクチャをスケールアップするためのサポートを提供してくれます。」
TrafficWorks 10.0はWebベース アプリケーションの帯域幅を最適化するHTTP圧縮もサポートしていると共に、既存の幅広いWeb最適化機能に加えてハードウェア ベースのSSLアクセラレーションおよびHTTP接続プーリングによるサーバ接続オフロードも提供し、幅広いトラフィック管理機能を統合することでセキュアなアプリケーション サービスの提供を促進します。ServerIronは各種標準規格に基づいて高い透明性を持ってアプリケーション コンテンツを圧縮するので、効率が向上すると共に処理速度もスピードアップします。また、システムは個々のサーバ レスポンスからクライアント ブラウザの圧縮能力とコンテンツのタイプを自動的に検出・認識し、それぞれに適切な圧縮手法を適用します。
ファウンドリーネットワークスのエンタープライズ ビジネス ユニット担当バイス プレジデント兼ジェネラル マネージャのボブ・シッフ(Bob Schiff)は次のように述べています。
「ITインフラストラクチャの基盤としてIPベース、Webベースのアプリケーションを採用する企業の増加に伴い、優れた機能を提供すると同時に使いやすいセキュリティを兼ね備えたハイパフォーマンスなアプリケーション提供ソリューションへのニーズも高まってきています。統合されたWebファイアウォール機能、SPAMの軽減機能、HTTP圧縮機能を実装したTrafficWorks 10.0は、スケーラブルでセキュア、回復力に優れ、帯域幅に合わせて最適化されたWebサービス提供のための1つに統合されたソリューションを企業およびサービス プロバイダの皆様に提供します。」
WebファイアウォールおよびHTTP圧縮機能を実装したTrafficWorks 10.0は現在提供可能です。
ファウンドリーネットワークスについて
Foundry Networks, Inc. (Nasdaq: FDRY) は、企業およびサービス プロバイダ向けのハイパフォーマンスなスイッチ、ルータ、Webトラフィック管理のソリューションを提供している世界トップ ベンダーの1社として、レイヤ 2/3 LANスイッチ、3 バックボーン スイッチ、Layer 4 - 7 アプリケーションスイッチ、無線LAN とアクセス ポイント(AP)、アクセス ルータ、 Metro ルータをはじめとする幅広い製品群を提供しています。ファウンドリーネットワークスの製品を導入している企業・組織は世界中で10,400 社を超え、これには主要ISP、Metroサービス プロバイダ、またe-コマース、大学、エンターテインメント、医療、政府・官公庁、ファイナンシャル サービス、製造など幅広い業種の企業・組織が含まれています。その他の詳細はファウンドリーネットワークス株式会社(代表03-3519-5351)までお問い合わせいただくか、弊社Webサイト http://www.foundrynetworks.co.jp/ をご覧ください(本社Webサイト: www.foundrynetworks.com )。