NECフィールディング、取引先企業の環境管理システム構築と運用支援サービスを提供
取引先企業の環境管理システム構築と運用を支援するサービスを提供
NECフィールディング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:片山徹)はこのたび、業務委託先企業や資材調達先企業といった取引先企業における環境保全に対する取り組みを支援する施策として、取引先企業の環境管理システム(EMS)構築・運用を支援する「フィールディングecoネット」サービスを開始いたしました。
このたびのサービスは、インターネットを利用したEMS共同運用システム「NetEMS」(注1)上に、当社が取引先企業の業種に合わせた標準EMSコンテンツを用意することで、取引先企業は独自にEMSを構築することに比べ短期間で高品質なEMSを構築可能とするものであります。更に本サービスは、ISO14001(環境ISO)の認証取得審査に「電子審査システム」(注2)を採用しており、審査にかかる費用や工数を軽減して受審することが可能となります。
このたびのサービスの主な特長は以下のとおりです。
1.取引先企業の業種に合わせた標準EMSコンテンツを用意
NECフィールディングの業務委託先企業や資材調達先企業といった取引先企業の業種に合わせて、「オフィス業務」「リペア(修理)業務」「ネットワーク工事業務」の3種類の標準EMSコンテンツを用意。これらコンテンツでは業種に共通して利用可能なEMS文書、記録帳票、事例集等といった情報を「ひな形」として提供。その内容は、当社が定めるグリーン調達ガイドラインに対応しているため、各企業は固有の環境管理要素を特定するだけで同ガイドラインの基準を達成する自社EMSを構築可能。
2.訪問支援サポートとネットレビューを実施
当社の環境専任スタッフが本サービス導入企業を訪問し、各社固有の状況に合わせたEMS構築を支援。同時に、EMS構築後も年に1度の環境経営アセスメントを実施し、アセスメントレポートとして報告することにより各社の環境経営の品質向上を継続的に支援。
NECフィールディングでは、1999年にISO14001の認証を取得し、環境経営に積極的に取り組んできており、2006年度には国内連結子会社2社を含むNECフィールディンググループとしての環境経営体制構築を完了いたしました。このたびのサービスは、取引先企業における環境保全への取り組み支援の強化を通じて環境保全に積極的な企業との取引を推進し、当社事業活動の全てにおいて環境経営体制を確立することを目指すものであります。
NECフィールディングでは、ITネットワークの活用によるコスト低減とEMSの標準化による、子会社・パートナー企業・協力会社を含めたグループ全体の環境経営体制構築を強化してまいります。
以上
(注1)
「NetEMS」は、NECと株式会社トーマツ環境品質研究所が共同開発した、インターネットを活用した団体共有環境マネジメントシステムです。
(注2)
「電子審査システム」は、財団法人日本品質保証機構(JQA)とNECが共同開発したITネットワーク活用型の審査手法です。