テルウェル東日本とNTTアイティ、総合的介護予防サービスを提供開始
映像配信により認知症予防・介護予防を総合的に支援する
介護予防支援ASPサービスの提供を開始
~従来指導が難しかった認知症予防・低栄養予防をサポート~
テルウェル東日本株式会社(以下、テルウェル東日本、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:笹倉信行)とNTTアイティ株式会社(以下、NTTアイティ、本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:岡田和比古)は、自治体および介護事業者などの介護予防を行なう利用者に予防コンテンツを映像配信する介護予防支援ASPサービス「はつらつ製造器」を平成18年4月から提供しておりますが、今回新たに認知症予防と低栄養予防プログラムの機能を加え、平成19年5月14日より総合的介護予防サービスとして提供を開始いたします。
本サービスは、従来、指導が難しかった認知症予防・低栄養予防をサポートすることにより、自治体が行う地域支援事業や有料老人ホームをはじめ多くの介護施設と病院に入院される方々の健康増進に役立てることができます。
●サービス開始の経緯
テルウェル東日本では、他に先駆けて、自治体および介護事業者向けに、多地点TV会議と映像配信を組み合わせた介護予防支援ASPサービス「はつらつ製造器」として、転倒骨折や尿失禁さらには口腔機能向上やフットケアを中心にしたプログラムを提供・販売してまいりましたが、指導が難しい認知症予防や低栄養予防プログラムの追加を、ご利用のお客様より強く望まれていました。
こうしたご要望にお応えするため、システム開発を担当するNTTアイティと東京都老人総合研究所は、最新の知見に基づく認知症予防と低栄養予防プログラムを共同開発し、介護予防支援ASPサービス「はつらつ製造器」に機能追加しました。これまで利用されているデイサービスセンタなどに加え、今後活性化が期待される自治体の地域支援事業における介護予防教室や、元気な高齢者が入居されている有料老人ホーム等、より多くのかたにご利用いただけます。
●本サービスの特徴と追加プログラム
介護予防プログラムは東京都老人総合研究所の専門家の監修を受けて制作された信頼性の高い内容です。自治体や介護事業者は、本サービスを利用することで、経験の少ない職員でも十分に対応することができます。
従来より提供している転倒骨折予防、尿失禁予防のプログラムは、運動主体のプログラムでしたが、今回提供開始する低栄養予防、認知症予防プログラムは、映像による予防法の解説を中心とし、脳を鍛えるトレーニング等も追加されており、介護予防を包括的に実施することができます。
<図1 コンテンツの種類>
※ 関連資料参照
1.認知症予防プログラム
認知症を起こす原因や症状を解説し、予防するための方策として、(1)エピソード記憶(2)注意分割機能(3)計画力(または企画力)の3つの脳の機能をトレーニングする方法を提示します。また、認知症予防に効果があると言われている有酸素運動の1つとしてウォーキングの行い方も紹介します。エピソード記憶と注意分割機能については実際にトレーニングするための映像を用意しています。(図2参照)
2.低栄養予防プログラム
高齢者がどのようにして低栄養になってしまうのか解説し、その予防法を提示します。多くの食品を摂取できるように、食品摂取多様性スコアまたはCook10を利用した食事がバランスよくとれているかチェックする方法について解説しています。また栄養をとる上で重要な噛む力を鍛える方法や、食欲を増進させるための方策について紹介しています。(図3参照)
<図2 認知症予防プログラム>
※ 関連資料参照
<図3 低栄養予防プログラム>
※ 関連資料参照
●想定ユーザ
介護予防を必要とするデイサービスセンタや有料老人ホームなどの介護事業者および保健福祉センタなどの自治体での利用を想定。
●価格(税別)
49,800円/月(据え置き)
●販売開始日
販売開始: 平成19年5月14日(月)
●利用環境
ネットワーク: BフレッツやADSLなど1Mbps以上のブロードバンド環境
パソコン: PentiumIII 1GHz以上、メモリ256MB以上、WindowsXP