明和地所、グループの「中期経営計画(MM2010)」を策定
明和地所グループ「中期経営計画(MM2010)」策定のお知らせ
2006年に策定いたしました中期経営計画「MMチャレンジ21」では「売上高経常利益率10%以上、ROA7.5%以上、自己資本比率35%以上」を目標とし、経営効率の向上に取り組んでまいり、売上高経常利益率は、2007/3期9.5%(単体ベース)と概ね達成をすることができました。他方で不動産をとりまく市場環境は大きく変化しており、需要サイドの好調の反面、首都圏における用地供給はタイトな状況が続く中、当社におきましても、従来に比べ高価格かつ戦略的な仕入れを行ってまいりました。この結果、仕掛販売用不動産が増加、資産規模が膨らんだことにより自己資本比率ならびにROAについては未達となりました。
マンション分譲市場における「新価格」の浸透、証券化に伴うファンド需要の台頭、ならびに企業業績回復を背景とした高水準のオフィスニーズなど需要面の好調と、引き続き用地仕入れにおいては競争の激しい環境が当面続くと見られる当不動産市場において、今般当社グループでは新たな中期経営計画「MM2010」(2008-2010 年度MM=Meiwa Metamorphose)をスタートいたしました。
その基本方針は「お客さま第一主義」「持続可能な住環境の追求」ならびに「従業員ひとり一人の自己実現」であります。
事業遂行に当たっては製販管一貫のプロセスにおいて顧客ニーズに徹底して応えることを中核として、環境・安全と品質・資産価値への取り組みを一段と強化するとともに、信頼の大前提として企業倫理に基づいたコンプライアンス体制の構築と本業を通じたCSR(社会的責任)を推進してまいります。
このような全社的取り組みを通じて、幸福創造企業として豊かな企業風土と独創性にあふれる闊達な社員を育成することにより、さらに筋肉質な経営体質と企業価値の向上を図り、まずは過去における最高水準の企業業績の更新を確実にしてまいります。
<1> 業績目標
新中期経営計画においては以下の3指標に注力してまいります。
1. 売上高経常利益率 12.5%以上
2. 3期の累積経常利益 300億円以上
3. 純資産額 500億円以上
(計画期間2008-10年度の最終年度における個別財務諸表ベースといたします。)
<2> 事業戦略
1. マンション分譲事業
一次取得者向けマンション分譲を「コア事業」として再確認し、中長期的に売上高の7割程度をコア事業とすべく仕入-開発-販売の前プロセスを通じた商品企画力を高めてまいります。
とくに仕入れにおいては、不動産の「質」に徹底してこだわる取組みに集中し、都心部が難しいので郊外へといった安易な妥協を排除してまいります。
2. その他不動産開発事業・賃貸事業
ファンド向け一棟売り住居案件のほか、オフィスや商業ビルのファンド向け開発、ならびに賃貸事業を「ノンコア不動産事業」とし、コア事業を補完してまいります。
3. 連結子会社事業
管理事業とならび、不動産賃貸事業・売買仲介事業を新たに独立子会社化、これらの関連事業を核とし連結経営を推進いたします。
<3> 経営基盤
1. 経営の若返りを図り、新経営体制で活力ある業務・組織・人員体制を改善してまいります。
2. 監査室の機能を強化し、全社的な統制システムの構築を進めます。
以上
将来予測表明に関する特記:
本資料には、当社(連結子会社を含む)の見通し、目標、計画、戦略などの将来に関する記述が含まれております。これらの将来に関する記述は、当社が現在入手している情報に基づく判断および仮定に基づいており、判断や仮定に内在する不確定性および今後の事業運営や内外の状況変化等による変動可能性に照らし、将来における当社の実際の業績または展開と大きく異なる可能性があります。