エイチアイ、携帯電話より低スペックな実行環境で利用可能な3D描画エンジンを開発
エイチアイ、携帯電話よりも低スペックな実行環境で利用可能な
3D描画エンジン、MascotCapsule(R) nanoを開発
-ビッグサイトで開催される組込みシステム開発技術展にて、デモンストレーションを実施!-
株式会社エイチアイ(本社:東京都目黒区、代表取締役社長兼CEO:川端一生、以下、エイチアイ)は、携帯電話で多数の搭載実績を持つリアルタイム3D描画エンジンMascotCapsuleの新ラインナップとして、極小な実行環境で利用可能なMascotCapsule nanoを開発したことを、本日発表いたします。
〔主な特徴〕
・MascotCapsule V3をベースとしており、プラットフォームを問わず利用が可能
・組込み機器向けのローエンドCPUにも広く対応
・色情報を使用しないため、ハードウェアの表示(発光)方式に柔軟に対応
・ドットの密度で面の明暗を表現するなど、メモリ使用量を極限まで抑制
・データの転送速度が遅い環境下でも、滑らかなアニメーションが可能
MascotCapsule nanoにより、低階調(※)環境でも擬似的に多階調表示を行って立体感を表現できるようになるため、従来は3D画像の活用が難しかった
・PC周辺機器
・自動車の表示パネル
・バーコードスキャナ
・POS端末
・プリンタ、スキャナ
・リモコン
・携帯玩具
・その他各種デジタル民生機器
など、蛍光表示管や小型液晶ディスプレイを搭載した、携帯電話よりさらに低解像度・低スペックの組込み機器でも、3Dを用いた表現力豊かな演出が可能となります。
エイチアイは、本製品が今まで以上にさまざまなインターフェースで3D表現を利用する機会を提供し、3Dグラフィックスの可能性を大きく広げるものと期待しております。
※階調…色の濃淡をあらわすグラデーションのことを指し、これが多いほど色彩が滑らかに表現できる。
*MascotCapsuleは株式会社エイチアイの日本における登録商標です。
【第10回組込みシステム開発技術展について】
〔開催要領〕
会期 5/16(水)~18(金)
開催場所 東京ビッグサイト
弊社展示位置 東48-16
Official Web Site http://www.esec.jp/
エイチアイは本イベントにおいて、MascotCapsuleやその利用事例と共に、MascotCapsule nanoについてもデモンストレーションを実施いたします。会期中は、ご商談コーナーやMascotCapsule nanoに関するミニセミナーなども設けておりますので、ご来場の際はぜひ弊社ブースまでお気軽にお立ち寄りください。
※こちらのURLのイベントロゴから、会場レイアウト図がご覧頂けます。
⇒ http://www.hicorp.co.jp/pressroom/for_event/2007/event_070417.html
【株式会社エイチアイについて】
エイチアイは、組込み機器向けミドルウェア開発の分野で市場をリードする研究開発型企業です。主力製品のリアルタイム3D描画エンジン"MascotCapsule"は、国内キャリア4社をはじめアメリカ、韓国、中国のキャリアにも採用され、国内及び海外の大手携帯端末メーカともグローバルライセンス契約を結んでおり、搭載端末の世界累計出荷台数は、2億3千万台を超えています。(2006年12月末現在)
MascotCapsuleを利用し、コンソールゲームにも劣らぬクオリティの多様な3Dコンテンツや、3Dを用いたユーザインターフェース等も、既に広く提供されています。
詳細については、エイチアイのホームページ( http://www.hicorp.co.jp )を御覧ください。