サイバネットシステム、6月から企業のモバイルユーザ向け検疫サービスをSaaS形式で提供
米国ファイバーリンク社のモバイル・エンドポイント・エンフォースメント
「Fiberlink」サービス開始のお知らせ
~モバイルユーザ向けの検疫サービスをSaaS形式で提供~
サイバネットシステム株式会社(東証第一部、本社:東京都、資本金:9億9500万円、代表取締役社長:田中邦明、以下「サイバネット」)は、このほど米国Fiberlink Communications Corporation(本社:米国ペンシルバニア州フィラデルフィア市、最高経営責任者:ジェームズ・シェワード、以下「ファイバーリンク」)が開発、販売を行っているモバイル・エンドポイント・エンフォースメントFiberlink(ファイバーリンク)サービスを2007年6月1日より開始することをお知らせいたします。本サービスはSaaS形式での提供になります。
◆「モバイル・エンドポイント・エンフォースメント」
企業におけるモバイルユーザはセキュリティと利便性という二律背反に直面しております。
Fiberlinkサービスの標榜する「モバイル・エンドポイント・エンフォースメント」は、企業のモバイルユーザに向けて「セキュア」かつ「シンプル」なソリューションを提供いたします。具体的にはモバイルユーザに特化した検疫ネットワーク、ポリシーエンフォースメント(ポリシー徹底)、セキュリティソフトウェア、モバイルアクセスをワンストップで提供するソリューションです。
◆「SaaS形式」
FiberlinkサービスはSaaS(Software as a Service)形式で提供されます。
ユーザはソフトウェアやハードウェアの初期投資無しに、カスタマイズされたソリューションを月額支払いで利用できます。必要なサービスはオンデマンドで追加できますので、企業のセキュリティ対策に応じて必要なサービスを選択して利用いただけます。
サイバネットはFiberlinkサービスの販売代理店として、サービスの販売及び技術サポートを提供いたします。
■Fiberlinkサービスの機能・特長
1)モバイル検疫ソリューション
Fiberlinkサービスは、モバイルPC向けの検疫ネットワークを提供します。「アクセスコントロール」「治療」「ポリシーマネージメント」の3つの機能が連携した検疫ソリューションです。
[ネットワークアクセスコントロール]
クライアントPCに導入したクライアントモジュールExtend360の機能により、モバイルPCが企業のセキュリティポリシーに満たない場合、VPN(Virtual Private Network:仮想プライベートネットワーク)をコントロールすることで企業へのネットワーク接続を遮断します。
[治療]
Fiberlinkサービスではポリシーに合致しないために企業へのネットワーク接続が許可されなかったPCに対して自動的に必要なパッチの適用などの治療を行ないます。
[ポリシーマネージメント]
Fiberlinkポリシーサーバ上のポリシーは管理者の作業無しに自動的にアップデートされます。クライアントPCにも新しいポリシーが自動適用されますので、管理者・ユーザともにセキュリティポリシーのマネージメントから開放されます。
2)エンドポイント・ポリシーエンフォースメント
モバイル環境にあってもFiberlinkサービスのクライアントモジュールであるExtend360が管理者の定めたセキュリティポリシーを確実に適用しつづけます。
[設定可能なセキュリティポリシー]
パッチ適用レベル、アンチウィルスソフト定義ファイルバージョン、特定アプリケーションの起動、パーソナルファイアウォールの設定、アンチスパイウェアの検出状況などのセキュリティポリシーを適用します。
3)セキュリティソフトウェアプラグイン
Fiberlinkサービスの特長の一つとしてモバイルPC管理に必要なセキュリティソフトウェアをExtend360のプラグインとして動作させることが可能となっております。セキュリティニーズに応じて必要なプラグインを導入することで、より安全なモバイル環境が構築できます。
[主要なセキュリティソフトウェアプラグイン]
VPN管理、インベントリ情報収集、パッチマネージメント、アプリケーションブラックリスティング、アンチウィルス管理、アンチスパイウェア、デバイス制御、データバックアップ&リストア、ファイル・フォルダ暗号化、0デイ(ゼロデイ)攻撃対策などのセキュリティソフトウェアプラグインが可能となります。
4)セキュアモバイルアクセス
Fiberlinkサービスは、検疫ネットワークやセキュリティソフトウェアの提供以外に、モバイルユーザ向けのアクセス環境を提供します。ダイアルアップ、ブロードバンド、Wi-Fi(Wireless Fidelity)などのアクセスポイントを日本を含む150カ国において65,000箇所以上設置しておりますので、Fiberlinkサービスの契約さえあれば、世界中どこからでもモバイルアクセスが利用できます。
もちろんアクセス利用時には検疫ネットワーク機能が有効になりますので、安全な状態での企業へのアクセスが実現します。
[Fiberlinkサービスの提供するモバイルアクセス]
ダイアルアップ
ISDN
ブロードバンド(DSL、ケーブル)
Wi-Fi(802.11)
高速データカード(PHS、3G、HSDPA)
■弊社Fiberlink紹介ホームページ
Fiberlinkサービスの詳細につきましては、下記ホームページをご参照ください。
http://www.cybernet.co.jp/fiberlink/
■Fiberlinkサービスの価格(税込)
¥9,450/1ヶ月
※最小構成10ユーザの価格です。
■サービス開始
2007年6月1日からのサービス開始を予定しております。
■初年度販売目標
初年度の販売目標として¥100,000,000を見込んでおります。
■第4回情報セキュリティEXPOに出展
2007年5月16日から18日まで東京国際展示場にて開催される「第4回情報セキュリティEXPO」にFiberlinkサービスを出展いたします。
(出展小間:西7-7)
【ファイバーリンクについて】
ファイバーリンクコミュニケーションズは1991年に設立され、米国ペンシルバニア州フィラデルフィア市ブルーベルにその本部を持ち、米国、欧州、アジアにオフィスを構える国際的企業です。そのミッションは全てのモバイルユーザにさらなる簡便さとより高い安全性を提供するためのソフトウェアとサービスを提供することにあります。ファイバーリンクは国際ローミングサービスからスタートし、現在では世界150ヶ国においてダイアルアップ、ブロードバンド、Wi-Fi等のアクセススポットを65,000箇所以上を有し、どこにいてもインターネットを通じ企業ネットワークへのアクセスを簡単に実現できるサービスを実施しています。
さらに、ウィルス、ハッカー、情報漏洩、システムの脆弱性といったコンピュータおよびネットワークの安全性を阻害する環境の高まりの中、2003年よりインターネットを利用するモバイルユーザからのセキュリティニーズに応えるべく、これまでのアクセスビジネスに加え、モバイルシーンにおける包括的なセキュリティサービスに取り組んでおります。ファイバーリンクのサービスはシステムのポリシー管理の強化をコンセプトにし、エンドポイントでのポリシー設定の維持、適応、修正を強制的に実施することで企業の安全対策、事業の継続性に貢献しています。これらはSaaS形式によりアウトソーシングサービスとして提供されております。詳しくは、ウェブサイトwww.fiberlink.comをご参照ください。
【サイバネットについて】
当社は、科学技術計算分野、特にCAE関連の多岐にわたる先端的なソフトウェアソリューションサービスの提供を行っております。電気機器、輸送用機器、機械、精密機器、教育・研究機関など様々な業種および適用分野におけるソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティング等を提供しております。構造解析、音響解析、機構解析、制御系解析、通信システム解析、信号処理、光学設計、照明解析、高周波回路解析、生命工学、ナノテクノロジーなど多様かつ世界的レベルのCAEソフトウェアを取扱い、様々な顧客ニーズに対応しております。更に、科学技術計算分野に加え、ネットワーク関連についてもホスト・サーバー&PC関連ソフトウェア、資産・ライセンス管理ならびにe-Business時代のコラボレーション・ニーズに応えるマルチメディアWeb会議サービス、e-ラーニング・ツールの提供を行っており、尚一層、デジタルものづくり社会におけるCAEリーディング・カンパニーとしての地位を確固たるものにすべく努力しております。サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、http://www.cybernet.co.jp/をご覧下さい。
【註】
CAE:Computer Aided Engineeringコンピュータによる工学的数値解析・シミュレーション