日立情報システムズとセキュアブレイン、フィッシング詐欺対策ソリューション提供で協業
日立情報システムズとセキュアブレインが
フィッシング詐欺対策ソリューションの提供で協業
企業のWebサイトのユーザをフィッシング詐欺から保護
株式会社日立情報システムズ(執行役社長:原 巖、本社:東京都品川区大崎、以下「日立情報」)と株式会社セキュアブレイン(代表取締役社長 兼 CEO:成田 明彦、本社:東京都千代田区、以下「セキュアブレイン」)は、Webサイトのユーザをフィッシング詐欺(注1)から守るソリューション「PhishWall(R) サーバ(フィッシュウォールサーバ)EX認証」の提供で協業を開始します。
ユーザがアクセスしているWebサイトが本物であることを容易に確認できるセキュアブレインのソリューション「PhishWallサーバ EX認証」の販売・導入支援サービスを、日立情報とセキュアブレインが共同で、主に金融機関向けに展開します。
従来、各企業では、社内の情報資産を保護することを目的に様々なセキュリティ対策(不正侵入防止、ウイルス防御、情報漏えい防止、検疫など)を施してきました。しかし、インターネットを通じてビジネスを行う企業の顧客を狙ったフィッシング詐欺のような全く新しい脅威に対して、企業では自社を守るだけでなく、自社の顧客を守ることも重要な経営課題となってきました。
日立情報では、これまでセキュリティソリューション「SHIELD」により、セキュリティシステムのコンサルテーションから構築・運用までワンストップで提供してきました。今回の協業により、日立情報では企業だけでなく、企業の顧客も保護するソリューションを提供します。
<「PhishWallサーバ EX認証」のシステム構成>
・PhishWallサーバ EX認証
顧客Webサイト側に設置する認証サーバです。顧客の既存のWebサーバに認証ファイルをセットすることで「PhishWallサーバ」として稼動します。「PhishWallクライアント」と相互に認証を行い、ユーザに対して正規のWebサイトであることを示します。
・PhishWallクライアント
セキュアブレインが無償でユーザに配布するWebブラウザのツールです。クライアントPCに導入すると、ツールバーとして表示されます。
(注1)フィッシング詐欺:金融機関などを装った電子メールを送ることにより、ユーザを偽のWebサイトに誘導して、氏名や口座番号などの個人情報を詐取する行為。
*『「PhishWallサーバ EX認証」システムイメージ』 参照
<「PhishWallサーバ EX認証」の特長>
■Webサイトの真正性を確実・容易に証明
認証ファイル、URLとIPアドレスの確認で、Webサイトの真正性を確実に証明します。また、Webサイトを訪問した顧客は、ブラウザのシグナル表示で、そのサイトが本物であることを一目で確認できます。
■専用サーバが不要で導入が容易
チャレンジ/レスポンス認証(注2)を応用したセキュアブレイン開発の認証ファイルを既存のWebサーバに配置するだけで、利用可能です。
(注2)文字列に特殊な処理を施し、通信途中にパスワードなどが盗聴されるのを防ぐ、ユーザ認証に使われる認証方式
■会社や学校などからのアクセスでも認証可能
HTTP/HTTPSを使用して認証を行うため、プロキシを使用している場合や、ファイアウォールがある場合でも、「PhishWallクライアント」は有効に動作します。
■企業の顧客の手間とコストは不要
PhishWallクライアントは、インストールも利用も無料で、インストール後の設定作業も必要ないため顧客に手間がかかりません。また、すでに約120万ものユーザにご利用頂いています(2007年4月現在、セキュアブレイン調べ)ので、「PhishWallサーバ EX認証」導入の際、ツールの配布等企業にかかるコストや負担も大幅に低減されます。
<販売価格>
240万円/年~ (「PhishWallサーバ EX認証」のライセンス料金)
<本協業による売上目標>
今後2年間で20社、2億円の売上(累計)を計画
(本ソリューションに関連する日立情報の売上目標)
<お客さまからのお問合せ先>
日立情報システムズ 商品問い合わせセンタ FainDesk(ファインデスク)
お問い合わせWebフォーム: http://www.hitachijoho.com/solution/form/faindesk.html
以上
* PhishWallは、株式会社セキュアブレインの登録商標です。