マイティカード、「UHF帯スマートシェルフシステム」を発売
マイティカード、日本初の「UHF帯スマートシェルフシステム」を新発売。
マイティカード株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:株本幸二、以下マイティカード)は、商品棚や保管庫などにおいて商品に貼付されたICタグを、UHF帯を用いて読み取り・管理する「UHF帯スマートシェルフシステム」を、5月16日より発売いたします。合わせて、2007年5月16日(水)~18日(金)、東京ビッグサイトにて開催されます「第2回RFIDソリューションEXPO」マイティカードブース内にて出展します。UHF帯でICタグを読み取り・管理するスマートシェルフの実用化は、日本で初めてとなります。
従来のスマートシェルフは、HF帯を用いていたために商品個々に取り付けられたICタグの読み込みは可能でしたが、通信距離が短いことから製品を一括で読み込むことができないというデメリットがありました。一方、UHF帯は通信距離が格段に長いため、一括認識が必要な入出荷管理には適しているものの、たくさんの商品棚が並べられる店舗の売り場環境での利用には不向きと言われてきました。今回のマイティカードが発売するUHF帯スマートシェルフは、ゲート等で一括読み取りに利用されるUHF帯Gen2タグをそのまま利用しながら、棚の上に置かれた商品のみ認識し、他の棚に置かれている商品を誤って認識することはありません。また、棚上のどの位置に置かれているかまでを特定し、且つ常時把握することが可能となります。
これにより、「入荷検品に時間がかかる」「棚卸に時間がかかる」「在庫が合わない」「在庫・欠品が多い」「複数拠点での管理が実現できない」といった、商品管理の際に店舗が抱えていた課題を解決します。さらに自動アラート機能を使って、店頭在庫切れを未然に察知し、販売機会逸失を防止することが可能となります。また、店頭での商品整理やバックヤードでの在庫確認作業に手間取ることがなくなるため、お客様をお待たせする事を解消するとともに、店員の就業時間の大半を接客時間に充てることが可能となり、顧客満足度の向上、売上拡大につながります。
UHF帯スマートシェルフシステムは、近傍界読取専用のアンテナが組み込まれた「TrueVUE UHFシェルフ」、1台のリーダと多数のシェルフの接続を可能とする「TrueVUE RF ネットワークユニット」とともに、「TrueVUE ミドルウェア」や「TrueVUE アプリケーション」というソフトウエア群を加えた「TrueVUE RFID プラットフォーム」により実現されます。また、米国モトローラ(旧シンボルテクノロジー)社のインテリジェント型RFID リーダライタXR480-JPとの組合せにより、最適化されたパフォーマンスを提供致します。
UHF帯RFIDは、サプライチェーンに大きな変革をもたらすものと期待され、米国ではウォルマートや国防総省が積極的に採用を進めています。マイティカードは、日本国内でUHF帯がRFIDに一般解放される前から、香港空港等の海外案件や多くの政府系実証実験案件に参画し、2006年1月改正の電波法に準拠した製品をいち早く国内市場に投入するなど、UHF帯RFIDにおける先駆者として今日に至っています。
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