ダイエー、「ダイエーグループ新中期経営計画」を策定
「ダイエーグループ新中期経営計画」の策定について
当社では、2007年度をスタートとする3ヵ年の「ダイエーグループ新中期経営計画」を策定いたしましたので、下記の通り概要をお知らせいたします。
当社は、2004年12月に株式会社産業再生機構(以下、産業再生機構)の支援決定を受け、事業スポンサーや金融機関をはじめ皆様のご支援をいただきながら、「事業再生計画」に基づき「負の遺産処理」と「収益力拡大」に取り組んでまいりました。「負の遺産処理」については計画を達成し、「収益力拡大」に向けて店舗改装、テナント導入、新規出店、商品力強化、システム投資、マーケティング機能強化等、さまざまな営業力強化策を実施してまいりました。
このような改革を通じて当社の再生に一定の目処が立ったことにより、2006年8月に丸紅株式会社が産業再生機構保有の当社株式を譲り受けて筆頭株主となり、また、2007年3月には、イオン・丸紅・ダイエーによる資本・業務提携を締結いたしました。
「ダイエーグループ新中期経営計画」においては、「事業再生計画」に基づき実施してきた諸施策の実効性を検証し、所期の効果を完遂するために全社を挙げて取り組みます。また、今後「安定的な収益体質」を確立し、飛躍していくための布石を打つものとします。
本業(小売)に特化した「高収益企業」のモデルを確立し、イオン・丸紅との資本・業務提携効果を最大化することで、小売事業のさらなる損益改善を図ります。グループの基本戦略は、小売事業の中核である単体のさらなる損益改善に加え、『単体を中心とした「店舗」の魅力度向上に資する事業』『グループの成長戦略を担う事業』に、全経営資源を集中いたします。
イオン、丸紅との資本・業務提携により、スケールメリットを活かした取り組みの推進、3社が有する経営資源・ノウハウの共有化による効率化の推進などにより、お客様への提案力の強化と利益の最大化を図ってまいります。
当社は創業50周年を迎え、今年を「新たな創業」と位置づけ、「ダイエーグループ新中期経営計画」の諸施策を確実に実行することにより、再生を完遂すべく取り組んでまいりますので、今後ともご支援を賜りますようお願い申し上げます。
記
1.「ダイエーグループ新中期経営計画」の位置づけ
「事業再生計画」に基づき実施してきた諸施策の実効性を検証し、所期の効果を完遂するために全社を挙げて取り組み、今後「安定的な収益体質」を確立し、飛躍していくための布石を打つものとする。
2.経営ビジョンと中期経営方針
<経営ビジョン>
新しい日本の小売業スタイル「毎日元気なマイストア」の確立
<中期経営方針>
競合環境が厳しい小売業界で勝ち抜くための市場に即した“ビジネスモデル”を確立し、消費の多様化に応える店づくりに取り組み、『お客様満足の向上』と『社会的信用の確立』を実現し、従業員が高いロイヤリティを感じられる企業を目指す。
*以下、詳細は添付資料をご参照ください。