不動産経済研究所、4月の近畿圏マンション市場動向を発表
≪近畿圏のマンション市場動向≫
-2007年4月度-
◎発売3.9%減の2,046戸。契約率は58.1%(50%台は3年3ヶ月ぶり)。
◎単価は48.4万円で7ヶ月連続アップ。販売在庫は増加。
(1)4月の発売は2,046戸、前年同月(2,129戸)比3.9%減、前月(3,464戸)比40.9%減。
(2)契約率58.1%、前年同月比13.5ポイントのダウン、前月比9.0ポイントのダウン。
(3)1戸当り価格は3,478万円、1m2当り単価は48.4万円。
前年同月比で戸当り価格は147万円(4.4%)のアップ、m2単価は3.5万円(7.8%)のアップ。
前年同月比で戸当り価格は2ヶ月連続アップ、m2単価は7ヶ月連続アップ。
(4)販売在庫数は5,282戸、前月末比62戸の増加(’07年3月末5,220戸、’06年4月末3,896戸)。
(5)即日完売物件(17物件、206戸)
1)タイムズ・ピーズ・スクエア3期4・5次(大阪市18戸3,306万円42.6万円平均1倍最高1倍)
2)ライオンズ高槻古曽部1期(高槻市30戸4,412万円53.8万円先着順)
3)プラウド茨木東宮町2期(茨木市20戸4,715万円55.0万円平均1.4倍最高4倍)
4)ワコーレザ・神戸ハウス3期(神戸市25戸3,385万円43.5万円先着順)
(6)マンション市況の特徴
都心集中から郊外へ販売エリアの拡大。
在庫の増加傾向顕著に。
契約率は低迷。
☆近畿圏のマンション市場動向(2007年4月度)
(調査対象地域=大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県の2府4県)
1.4月の新規発売戸数は2,046戸である。対前年同月(2,129戸)比83戸、3.9%減、対前月(3,464戸)比1,418戸、40.9%減である。
1.4月の地域別発売戸数は大阪市部307戸(全体比15.0%)、大阪府下785戸(同38.4%)、神戸市部268戸(同13.1%)、兵庫県下184戸(同9.0%)、京都市部324戸(同15.8%)、奈良県7戸(同0.3%)、滋賀県171戸(同8.4%)、京都府下、和歌山県での発売はなかった。
1.新規発売戸数に対する契約戸数は1,189戸で、月間契約率は58.1%。前月の67.1%に比べて9.0ポイントのダウン、前年同月の71.6%に比べて13.5ポイントのダウンとなっている。
1.4月の地域別契約率は大阪市部63.5%、大阪府下64.8%、神戸市部56.0%、兵庫県下44.6%、京都市部52.5%、奈良県42.9%、滋賀県46.8%。
1.4月の1戸当り平均価格、1m2当り単価は、3,478万円、48.4万円である。前年同月に比べ戸当たり価格は2ヶ月連続アップ、m2単価は7ヶ月連続アップ。
2007年3月は3,370万円、45.0万円であったので、前月比総額では108万円(3.2%)のアップ、m2単価は3.4万円(7.6%)のアップ。
2006年4月は3,331万円、44.9万円であったので、前年同月比総額では147万円(4.4%)のアップ、m2単価は3.5万円(7.8%)のアップ。
1.4月の地域別平均価格、1m2当りの分譲単価は以下のとおり。
大阪市部4,238万円、66.0万円、大阪府下3,330万円、45.5万円、神戸市部3,871万円、46.4万円、兵庫県下3,247万円、42.1万円、京都市部3,318万円、46.1万円、奈良県2,777万円、37.5万円、滋賀県2,762万円、49.3万円。
1.即日完売は206戸(全体の10.1%)、フラット35登録物件戸数は688戸(同33.6%)であった。
1.4月末現在の継続販売在庫数は5,282戸で、2007年3月末現在の5,220戸に比べて62戸の増加。
1.なお、2007年5月の発売戸数は3,300戸程度の見込みである('06年5月2,339戸、'05年5月2,673戸、'04年5月2,879戸、'03年5月3,287戸)。