新日鉄、株式交換により日鐵ドラムを完全子会社化
新日本製鐵株式会社による日鐵ドラム株式会社の完全子会社化について
このたび、新日本製鐵株式会社(以下「新日本製鐵」)と日鐵ドラム株式会社(以下「日鐵ドラム」)は、平成19年5月18日開催の各々の取締役会において、株式交換により日鐵ドラムを新日本製鐵の完全子会社とすることを決議し、株式交換契約を締結いたしました。
今後、平成19年6月25日に開催予定の日鐵ドラムの定時株主総会において株式交換契約の承認を得たうえで、同年7月31日に株式交換を実施する予定です。
1.株式交換の目的
新日本製鐵グループは、これまで、連結経営の観点から、グループ全体での収益力と競争力を一層強化していくため、主要な子会社の完全子会社化、グループ会社の統合・再編等に取組み、事業戦略の効率的な推進体制を整備してまいりました。
こうした中、この度、新日本製鐵グループの製鉄事業における重要な子会社である日鐵ドラムを新日本製鐵の完全子会社といたします。
日鐵ドラムは、新日本製鐵が製造販売する薄鋼板の大口需要分野の一つである鋼製ドラム缶の製造販売を担っており、今回の完全子会社化により、両社間での事業戦略の一層の共有化、経営資源の最適かつ効率的な活用、事業基盤の強化、グループ経営の機動性の向上等が図られ、新日本製鐵および日鐵ドラム両社の企業価値が向上し、双方の株主にとっても有益な組織再編になるものと考えます。
株式交換の結果、平成19年7月31日をもって新日本製鐵は日鐵ドラムの完全親会社となり、日鐵ドラムは同年7月25日に上場廃止(最終売買日は同年7月24日)となりますが、日鐵ドラムの株主の皆様には、株式交換以降も引き続き、新日本製鐵の株主として、新日本製鐵グループへのご支援をお願いしたいと考えております。
なお、新日本製鐵が日鐵ドラムの総議決権の55.4%(子会社保有分を含む)を有していることから、株式交換比率の公正性・妥当性を確保するため、両社はそれぞれが別々の第三者機関から株式交換比率算定に係る分析および意見を取得し、これを参考に両社間で交渉・協議を重ね本日の取締役会において株式交換契約の締結を決定いたしました。また、利益相反を回避するため、新日本製鐵に籍を有する日鐵ドラムの取締役は、日鐵ドラムの取締役会決議に加わっておりません。
※以下は添付資料を参照
以 上