SBIホールディングス、中規模企業対象の投資分野で「GSグループ」と資本・業務提携
中規模企業を対象とした投資分野におけるゴールドマン・サックス・グループとの
資本・業務提携に関するお知らせ
SBIホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表者:北尾吉孝、以下「当社」)は、ゴールドマン・サックス証券株式会社(本社:東京都港区、代表者:持田昌典)のグループ会社(以下、「GSグループ」)と、資本・業務提携に関する契約を締結しましたので、下記のとおりお知らせ致します。
これにより、当社は連結子会社であるSBIキャピタル株式会社(以下、「SBIC」)株式の40%をGSグループへ譲渡し、当社及びGSグループはジョイントベンチャーとなるSBICにおいて、主に中規模の優良企業や成長性の高い企業を対象としたバイアウト等の投資を行うファンドを組成・運営していくこととなります。
記
1. 資本・業務提携の理由
当社グループは、日本最大級のベンチャーキャピタルとしてIT企業等への投資・育成に豊富な実績を有する一方、オンライン証券最大手であるSBIイー・トレード証券が極めて高いIPO株式引受関与率を誇る等、特に中堅企業に対して強固なネットワークを構築して参りました。一方SBICでは、民事再生を申請した元上場企業(株式会社かわでん)による本邦初の再上場を成功させた他、タリーズコーヒーを運営するフードエックス・グローブ株式会社、不動産担保金融を営む株式会社セムコーポレーションへの投資を行う等、主にバイアウト分野において積極的に投資事業を推進しております。
本件契約は、これら当社グループが培ってきた企業ネットワーク及び投資実績と、世界最大手の投資銀行グループとして自己勘定投資ビジネスに豊富な実績を有するGSグループのグローバルな資金力を最大限に活用することにより、地方企業や中堅企業等にも広く最先端の金融ソリューションを提供する投資ファンドの組成・運営を目的としたものです。
今後両社は、SBICが組成運営するファンドを通じて、業種・投資態様にこだわらず広く国内外の企業に対するバイアウト投資を積極的に行い、産業育成・投資先企業価値の向上へと貢献してまいります。また運用規模としては、3年以内に外部出資も含めてファンド運用資産総額1,000億円を目指します。
2. 資本・業務提携の内容
(1) SBIキャピタル株式会社株式の譲渡について
・譲渡人:SBIホールディングス株式会社
・譲受人:有限会社ジュピターインベストメント
(ゴールドマン・サックス証券株式会社のグループ会社)
・譲渡株式:SBIキャピタル株式会社普通株式
・譲渡株式数:18,756株(発行済株式総数の40%)
・譲渡日:2007年5月23日
(2) 株式譲渡後のSBIキャピタル株式会社の概要について
・商号:SBIキャピタル株式会社
・所在地:東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー
・設立年月日:2001年4月13日
・事業の内容:バイアウトファンドの組成・運営・管理等
・資本金の額:資本金109百万円、資本準備金27百万円
・出資比率:SBIホールディングス株式会社60%、有限会社ジュピターインベストメント40%
・役員構成(予定) :代表取締役執行役員CEO 北尾吉孝
代表取締役執行役員COO 東賢太郎
取締役執行役員CIO 岩本和広
(ゴールドマン・サックス・グループからも2名の取締役派遣を予定)
3. 業績に与える影響
SBIC株式の譲渡により、今期連結業績で49億円、個別業績で63億円の特別利益を計上する見込みです。事業面での影響は現時点では未定です。
以上