デル、iSCSI/NAS対応統合型ミドルレンジストレージ製品を発売
デル、iSCSI/NAS対応統合型ミドルレンジストレージ製品
「PowerVault NX1950」を発売開始
ファイルサーバ+iSCSIの「1台2役」製品で、中小企業への提案力を強化
NAS市場でのシェア拡大を目指す
デル株式会社(本社:川崎市幸区、代表取締役社長:ジム・メリット)は、本日、ストレージ製品「PowerVault(パワーボルト)」シリーズにおいて、iSCSIおよびNASとして利用可能でクラスタ構成に対応したミドルクラス統合ストレージ製品「PowerVault NX1950」を発表しました。
新製品:「PowerVault NX1950」
価格(税込):1,759,800円から
販売開始日:2007年5月22日(火)
お客様からのお問い合わせ先:044-556-6190/オンライン・ストア:http://www.dell.com/jp
現在、企業が管理するデータ容量は年率50%平均で増加するといわれており、IT管理者の少ない中堅・中小企業においては、増え続けるデータの効率的な管理が課題となっています。「PowerVault NX1950」は、デルのx64サーバ「PowerEdge 1950」をベースに開発され、OSには、デルとマイクロソフトが共同開発した次世代ストレージプラットフォーム「WUDSS(Windows(R) Unified Data Storage Server」を搭載、またiSCSIとNAS(ネットワーク・アタッチド・ストレージ)両プロトコルに対応し、NASの使いやすさで手軽にSANを構築できる新しいタイプのストレージ製品です。クラスタ構成をサポートし、障害発生時の自動フェイルオーバを可能にしており、ストレージコンポーネントとして冗長性の高い「PowerVault MD3000」を採用することで、ファイルサーバ統合やストレージ統合のための高い信頼性を提供します。高性能なNASとして簡単に使えることに加え、iSCSIのサポートにより標準のイーサネットによる低コストなSANを実現し、メールサーバやデータベースの外部接続拡張ストレージ、ファイルサーバとデータベースのアプリケーションを一度に使いたいお客様など、中小企業や大企業の部署・部門に最適な統合ソリューションです。
「PowerVault NX1950」をランナップに追加したことにより、2006年4月より販売しているWindows Storage Server 2003搭載のPowerEdge Storage Server(現在はWindows Storage Server 2003 R2搭載)シリーズのエントリーからミッドレンジNAS製品群と併せ、抜群の費用対効果でお客様のニーズを広範囲に満たすNASモデルのラインアップが一層充実しました。
デルは、今後もお客様の成長に合わせて業界標準技術をベースに最適なコストパフォーマンスと拡張性を実現する「スケーラブル・エンタープライズ」を推進します。具体的には、サーバおよびストレージ製品において中堅・中小企業が既存のIPネットワークを活用できるiSCSI対応機を今後も投入するとともに、「PowerVault NX1950」では、Dell|EMC製ハイエンドストレージ製品を統合する「PowerVault NX1950 SAN Gateway」を2007年夏に日本でも発売し、お客様の規模、成長速度に合わせたスケーラブルなソリューションの提案を続けていきます。
<「PowerVault NX1950」の特長>
・高い信頼性と拡張性:
シングルノードもしくは2ノードのクラスタ構成を実装し、最大15ドライブまで拡張して4.5TBの記憶容量に対応。また、標準でスナップショット機能、ローカルとリモートでのレプリケーション機能を提供。お客様の成長に合わせたスケーラブルで信頼性の高いストレージ構成を実現。ドライブ数は2007年6月に45ドライブ/13.5TBに対応予定。
・高いプライスパフォーマンス:
標準技術をベースにした設計と実装により、他社製のミドルレンジNAS製品に比較して低コスト化を実現しております。従来このクラスの製品においては専用OSファイルサーバとしてだけでなく、データベースとグループウェアの同時利用やブロックアクセスの設定など、より柔軟なストレージ統合が1台で可能。
・高い操作性と管理性:
WUDSSにより、Windowsベースの操作性とウィザード中心の簡単な設定・管理を実現しています。また大量のデータ/ファイルの管理を効率化するシングル・インスタンスでのストレージ機能、フルインデックス付テキスト検索、ユーザー割当管理、ファイルスクリーニング機能、ストレージレポート機能を提供。自動セットアップおよび合理化されたプロビジョニングを可能にする統合管理、ボリューム、割当およびiSCSIターゲットのシンプルな遠隔管理。アンチウィルスとバックアップソフトウェアを含め、多くのサードパーティ製アプリケーションに対応する標準プラットフォーム。
【 PowerVault NX1950構成価格例(税込、送料別) 】
2×デュアルコア インテル(R) Xeon(R) プロセッサー 5150(4MB L2キャッシュ、2.66GHz、1333MHz FSB)
4GB (4×1GB 2R) 667MHz Fully Buffered DIMM ECC DDR2 メモリ
73GB 15,000回転 SAS HDD×2
SAS5/E
DRAC5
MD3000
36GB 15,000回転 SAS 3.5” HDD×2, デュアルポート
3年間翌営業日対応オンサイト保守サービス(6営業日9-17時)
構成価格:1,759,800円(税込)
※上記の仕様は一例です。この他にも、BTO(注文生産)方式によりお客様の要望に応じて自由な組み合せが可能です。上記の構成価格は、2007年5月22日現在の価格であり、予告なく変更する場合があります。
<マイクロソフト株式会社様のエンドースメント>
このたびの Windows(R) Unified Data Storage Server 搭載モデル PowerVault NX1950 の発売、誠におめでとうございます。本製品の発売により、既存の Windows Storage Server搭載モデルに加え、中堅・中小企業のお客様や、大企業の部署・部門利用に最適な統合ソリューションが新たに加わり、コストパフォーマンスの高い iSCSI 技術の普及に一層弾みがつくものと期待しています。また、デル様のコンサルティングサービスを通じた最適なシステム構築とソリューションの提供により、お客様が安心して導入できるWindows サーバプラットフォームの選択肢と市場の一層の拡大を期待しております。
マイクロソフト株式会社
サーバー プラットフォーム ビジネス本部
業務執行役員 本部長 五十嵐 光喜
<添付資料>
・「PowerVault NX1950」の仕様一覧
記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。