大日本印刷、オリジナル木目化粧材「WSシリーズ」のデザインラインナップを拡充
大日本印刷 オリジナル木目化粧材『WSシリーズ』のデザインラインナップを拡充
玄関ドアから室内ドア、収納、フローリングまでコーディネートが容易に
大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円、以下:DNP)は、住宅用木目化粧材でDNPのオリジナルブランドであるWSシリーズ3種の見本帳を、一挙に全面リニューアルします。最新のデザイン柄への大幅な改訂を行い、5月23日より販売を開始します。
今回リニューアルするのは、住宅内装用化粧シート『WSサフマーレ』、フローリング用高機能化粧シート『WS-F』、玄関ドアなどに使用される化粧鋼板『WSエリオ』の3種です。今回それぞれのデザインラインナップを大幅に拡充しました。
【背景】
生活者の嗜好が多様化する中、マンション販売では、ドアやフローリング、収納建具、キッチンなどの柄や色を、購入する生活者が自由に選択できるようになっています。
DNPは、1951年より建材事業を開始し、住空間に関わるさまざまな建材製品を供給しており、マンションを中心とした住宅市場向けの内装用化粧材で、国内トップシェアを誇っています。今回、ますます多様化する生活者の嗜好に対応するために、WSシリーズのデザインラインナップを拡充し、更なるシェアアップを図るものです。
【特長】
住宅内装用化粧シート『WSサフマーレ』
・ 非塩ビ(オレフィン系樹脂)フィルムに木目を印刷し、その上にDNP独自のEBコーティング技術(※)を施した環境対応型の高機能木目化粧シートです。ウレタンや紫外線硬化型樹脂を塗装する製品と比べ、傷や汚れに強く、メンテナンス性に優れています。
・ 今回、デザインの改訂を行い、従来から人気のデザインを集めた「スタンダードライン」、より高い質感や風合いを追求した「エクストラライン」、天然木をリアルに再現した「グランモード」の3種のデザイン構成とし、デザイン点数を118点から165点に拡充しました。
・ フローリング用高機能化粧シートであるWS-Fとの色柄の連動が一目でわかる「デザイン パーツ ガイド」の冊子を新たに作成し、見本帳に添付しました。
フローリング用高機能化粧シート『WS-F』
・ 非塩ビ(オレフィン系樹脂)フィルムを使用するとともに、より強いEBコーティング技術を施すことで、木質フローリングと比べ、傷、汚れ、退色に強く、ノンワックスで手入れが簡単です。
・ デザイン点数を従来の35点から45点に拡充し、WSサフマーレとの色柄の連動を強化しました。
・ WSサフマーレとの色柄の連動が見本帳に掲載してあるので、室内ドアや収納家具を含めたインテリアコーディネートの統一が行えます。
木目柄化粧鋼板『WSエリオ』
・ 鋼板に木目柄が直接印刷されており、工期短縮やコスト低減がはかれます。
・ デザイン点数を39点から48点に拡充し、WSサフマーレとの色柄連動を強化しました。
【売り上げ目標】
今回リニューアルを行ったWSシリーズ全体で、初年度50億円、2010年には70億円の売上を見込んでいます。
(※) EB(Electron Beam:電子線)コーティング技術について
塗工樹脂(液体)に電子線を照射することにより、樹脂に含まれている原子を重合反応させ、樹脂を硬化させる技術です。ウレタンや紫外線硬化型樹脂を塗装する方法に比べ、ほぼ完全に反応して硬化するため、表面硬度の高い膜が得られます。この技術を用いることにより、傷や汚れ、日光などに強く、高耐久かつ実用性能、品質安定に優れた製品となります。また、製造工程での省エネルギー化やCO2排出量削減、無溶剤塗工が可能な次世代型環境対応技術でもあります。