NEC、最大物理速度300Mbpsの高速無線LANルータ「AtermWR8400N」を発売
最大物理速度300Mbpsを実現する
高速無線LANルータ「AtermWR8400N」の発売について
~ IEEE802.11n Draft2.0/11a/11b/11gの4つの無線LAN規格に対応~
新製品に関する情報
「AtermStation」 http://121ware.com/aterm/
「121ware.com」 http://121ware.com/
NECならびにNECアクセステクニカはこのたび、Aterm WARPSTAR (エーターム・ワープスター)シリーズにおいて、現在、IEEE委員会で規格策定が進行中の次世代高速無線LAN規格IEEE802.11n Draft 2.0(注1)に対応し、理論値で最大300Mbps(注2)の物理伝送速度を実現するワイヤレスブロードバンドルータ「AtermWR8400N」、PCカードタイプ子機「AtermWL300NC」、およびセットモデル「AtermWR8400Nワイヤレスカードセット」を商品化し、本日より販売活動を開始しました。
新商品は、電波監理審議会の答申を受けて総務省にて関係法令の改正が検討されている、従来比約2倍の無線帯域幅を使った無線LAN通信(注3)にいち早く対応することにより、理論値で最大300Mbpsの物理伝送速度を実現する予定のクアッドワイヤレスブロードバンドルータ(注4)と無線LAN子機です。
IEEE802.11n Draft2.0に加え、IEEE802.11a/11b/11gに対応しているため、2.4GHz帯を用いたDraft 11n/11b/11g対応子機の混在、または5GHz帯(注5)を用いたDraft 11n/11a対応子機の混在での利用が可能です。
また、AtermWR8400Nに仮想的に2つのアクセスポイント名(SSID)を定義し、それぞれに「AES」と「WEP(128bit)」の異なる暗号化方式(注6)を割り当てることにより、「AES」および「WEP」に対応した無線LAN子機の混在利用を可能とする「マルチSSID機能」を搭載しました。
加えて、無線LAN簡単設定機能「らくらく無線スタート」を使って設定すれば、AtermWR8400Nが、子機側の対応無線LAN規格を判別して、自動的に適切な暗号化方式を用いた接続設定を登録(注7)します。
これにより、ユーザは子機が対応する暗号化方式を意識する必要がなく、接続するSSIDの選択も不要なため、無線LAN接続を容易に設定できます。インターネット接続の簡単設定機能「らくらくネットスタート」とあわせて、家庭での接続機器や接続形態にあわせたスムーズな導入を可能としています。
さらに、より良い電波状態で利用できるよう、2.4GHzと5GHz帯を横断的にサーチして、近くにある他アクセスポイントから発信される電波の影響を受けにくい無線チャネルを自動選択する「オートチャネルセレクト」機能を搭載いたしました。AtermWR8400NのWeb設定画面にて、あらかじめサーチ対象帯域を指定(注8)すれば、起動時に最適なチャネルを自動選択できます。
新商品の名称、型番、販売価格は以下の通りです。販売目標台数は、以下3モデル合計で7,000台/月です。
・商品名 AtermWR8400Nワイヤレスカードセット[WR8400N+WL300NCセットモデル]
型番 PA-WR8400N/NC
販売価格 オープン価格
・商品名 AtermWR8400N[無線ルータ単体モデル]
型番 PA-WR8400N
販売価格 オープン価格
・商品名 AtermWL300NC[PCカードタイプ子機単体モデル]
型番 PA-WL300NC
販売価格 オープン価格
近年、光ファイバーを用いたインターネット接続の普及により、無線LANの「高速化」ニーズはますます高まっております。また、インターネット接続が必要な携帯ゲーム機やネット家電が一般に普及し、無線LAN導入の「簡単さ」や「セキュリティ」をも求めるユーザ層が大きく広がっております。
このたびの新商品は、高速・安定性を実現するだけでなく、簡単さとセキュリティを強化する機能を搭載することにより、これらのニーズに応えるものです。
なお、NECおよびNECアクセステクニカは、新商品を2007年6月13日~15日の3日間、幕張メッセで開催される展示会「Interop Tokyo 2007」に出展する予定です。
以上
(注1)
本商品はDraft規格に準拠したものであり、正式規格準拠製品や他のDraft準拠製品とは接続できない場合がある。
(注2)
表記の速度は理論値であり、実効速度とは異なる。また、本商品のWAN/LANポートは100BASE-TXまでの対応であり、実効速度が100Mbpsを超えることはない。なお、最大300Mbpsの理論値で通信できるのは、2.4GHz帯と5.2GHz帯。
(注3)
従来ひとつの無線システムにおいて利用可能な帯域は約20MHz幅に制限されていたが、関係法令の改正により、従来チャネルを2本分束ねた40MHz幅を使ったデュアルチャネル通信が可能となる見込み。
(注4)
クアッドワイヤレス:Draft 11n/11a/11b/11gの無線LANの4規格に対応していることを示す。
(注5)
5GHz帯では5.2GHz/5.3GHz/5.6GHz帯の計19チャネルが利用可能。
(注6)
AESは米国NISTによって2000年に採用された強固な暗号化方式。WEPは無線LANで広く利用されている一般的な暗号化方式。
(注7)
子機側の対応可能な無線LAN規格が11bのみの場合に自動的にWEPが設定されたSSIDに接続される。
(注8)
工場出荷時は2.4GHz帯のみサーチする設定であり、5GHz帯の横断サーチは設定が必要。
「Aterm」および「WARPSTAR」は、日本電気株式会社の登録商標。
「らくらく無線スタート」「らくらくネットスタート」は、NECアクセステクニカ株式会社の登録商標。
「クアッドワイヤレス」はDraft 11n/11a/11b/11gの無線LANの4規格対応商品に対するNECアクセステクニカ株式会社の商標。
「Bフレッツ」および「フレッツ・光プレミアム」は、東日本電信電話株式会社ならびに西日本電信電話株式会社の登録商標。
<新製品に関する情報>
「AtermStation」 http://121ware.com/aterm/
「121ware.com」 http://121ware.com/
<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
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ナビダイヤルをご利用いただけないお客様 :04-7185-4761
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