新日本石油、ベトナム海上のフンドン油田の開発移行で原油生産設備の建設に着手
ベトナム海上フンドン油田の開発移行について
当社(社長:西尾 進路)の石油開発部門である新日本石油開発株式会社(社長:大森 輝夫)は、ベトナム沖15-2鉱区ランドン油田で原油を生産しておりますが、今般、ランドン油田のサテライト油田(※1)として、同油田の北東に位置するフンドン油田の開発移行を決定し、原油生産設備の建設に着手いたしましたのでお知らせいたします。
フンドン油田においては、2008年9月末に原油・ガスの生産開始を予定しており、初期生産日量は、原油換算で合計2万3千バレル(原油1万5千バレルおよびガス5千万立方フィート)となる見込みです。また、同油田は、ランドン油田の生産処理、貯油、出荷設備を利用することによりコスト削減が図られることから、当社の開発費投資見込み額は約53百万米ドル(約64億円)となります。
当社プロジェクト子会社である日本ベトナム石油(以下「JVPC」)は、フンドン油田の64.5%権益を保有しオペレーターを務め、パートナーのPVEP社(ベトナム国営石油会社子会社:35.5%)とともに、同油田の開発・生産活動を推進してまいります。
ベトナム沖15-2鉱区では、1992年10月の鉱区権益取得以降、JVPCがオペレーターとして探鉱活動を実施し、1994年6月、試掘1号井でランドン油田を発見いたしました。その後、評価・開発作業を経て1998年8月から生産を開始しており、これまでの累計生産量は1億3千5百万バレルに達しております。
(※1) 近傍油田の生産設備を利用して開発される油田
以 上