富士通、英子会社が仏GFI社の株式等の公開買付けを実施
富士通サービスが、仏GFI Informatique社の株式等の公開買付けを実施
当社は、5月2日に発表いたしました全額出資子会社の英国 富士通サービス(本社:ロンドン、CEO:デビッド・コートレー)による仏GFI Informatique社(本社:パリ、CEO:ジャック・トージュマン、以下GFI社)の株式等の公開買付けに関し、本日、富士通サービスが本公開買付けの実施を仏金融市場庁(AMF)にファイリングいたしましたので、お知らせいたします。
富士通サービスによるGFI社の株式等の取得により、富士通サービスの既存の強みと、フランスと南欧においてSIビジネスで強固な地位を確立しているGFI社の事業が統合され、欧州におけるITサービスのリーディングカンパニーが生まれます。これにより、ビジネスのいっそうの拡大と成長が可能となり、両社のお客様にとっても意義あるものと考えます。
本公開買付けは、GFI社の普通株式を対象に一株につき8.50ユーロで、また新株予約権を対象に一単位につき3.15ユーロで実施される予定です。
富士通サービスによる本公開買付けは、投資ファンド APAX Partners配下の仏Itefin Participationsが行っていたGFI社への増資提案を取り下げたことについて、昨日GFI社が発表したことにより、GFI社の株主に対する唯一の提案となります。
富士通サービスは、GFI社の会長兼CEOであるジャック・トージュマン氏や経営陣と協議を重ね、GFI社の株主および新株予約権者各位だけでなく、幹部、従業員、お客様に対しても買付価格や事業展開の提案は魅力的なものであることを継続的に説明してきております。
上記買付価格については、GFI社の株式の4月27日付(GFI社が臨時株主総会を延期すると発表した日)終値から一株あたりの2006年度の配当金0.2ユーロを差し引いた7.11ユーロに対し19.5%の上乗せ、また同日以前一ケ月間の平均株価6.99ユーロに対し21.6%の上乗せとなり、株主および新株予約権者各位にとって魅力的な提案であると考えております。
<富士通サービスに関して>
富士通サービスは、グローバルにビジネスを展開している富士通グループの欧州におけるサービスビジネスの中核を担い、売上高22億9400万ポンド(33億6300万ユーロ、2006年3月期)、従業員約18,000名(2006年3月末)、英国を中心に20ケ国以上で主にITインフラストラクチャー管理、アウトソーシングなどのITインフラサービスをお客様に提供しています。
以上