日本農産工業、中国での水産用飼料の製造・販売で現地企業と合弁会社を設立
中国における合弁会社設立に関するお知らせ
当社は、平成19年5月28日開催の取締役会において、中国大手の飼料関連企業と中国における水産用飼料の製造・販売を行うことを目的に合弁会社を設立することを決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.合弁会社設立の理由
2005 年のFAO(国連食糧農業機関)の報告によれば、世界の養殖生産物に占める中国産の割合は約70%に達し、世界最大の生産地域となっております。一方、水産用配合飼料は約1,000万トン(日本:約60万トン)となっておりますが、まだ生餌中心であり、今後、環境問題、資源保護および魚粉の有効利用の観点から配合飼料の普及が期待できます。
中国飼料工業協会の見通しによれば、水産用配合飼料の販売量はここ5 年間で162%に伸長しており、2008年の北京オリンピック、2011年の上海万博と更なる経済成長が期待され、2010年の販売量は約1,700万トンが見込まれております。
本件は、成長する中国の水産養殖市場へ向けて戦略的な投資を行うことを目的として、現地パートナーとなる「高龍集團股■(※1)有限公司」の持株会社である「Rising Trend International Limited」と共同出資により「協同集團有限公司」を設立し、主要な養殖生産拠点である福建省にて当該企業の実働子会社となる「福建高■(※2)料有限公司」を立ち上げます。当社が蓄積してきたノウハウと現地パートナーが有する生産拠点および販売網を融合し、中国国内で先進的且つ安全な飼料を提供し、環境保全を配慮した配合飼料の普及を目指します。
(※1)にんべんに「分」の字です。
(※2)正式表記は関連資料をご参照下さい。
2. 合弁会社の概要
※ 添付資料参照
3. 合弁提携先の概要
※ 添付資料参照
4. 当社の連結業績への影響について
当該合弁会社の今後の売上規模や事業展開については現在策定中でありますが、当社の平成20年3月期連結業績への影響は軽微であると考えております。
以上