松下、電子レンジや冷蔵庫など3製品の事故防止のための対応策など発表
事故防止のための『社告』実施について
松下電器産業株式会社は、1988年12月から1993年12月までに製造した電子レンジのうち12機種、1989年2月から1992年10月までに製造した冷凍冷蔵庫のうち5機種、及び1993年8月から2001年12月までに製造した電気衣類乾燥機のうち8機種について、事故防止のため市場対応を行います。
弊社では、一昨年の石油暖房機で品質問題を発生させた反省から、「製品安全統括センター」などの製品安全専門組織を新設し、安全規格の改定・強化、重要品質の予兆の収集・監視のしくみの構築や長期使用製品への対応プロジェクトの発足など、製品安全確保の取組み強化を行うとともに、お客様の「安全」確保の視点で過去の事故事例の見直しを行っております。
その結果、過去に事故が発生した時には事故要因に共通性が見られず、偶発的な事故と判断していた電子レンジ、冷凍冷蔵庫、電気衣類乾燥機の3製品それぞれについて、昨年後半からの事故情報と合わせた見直し・調査を通じて、過去の事故も含めそれぞれの製品において共通の事故原因を特定し、再発の可能性があると判断したため、この3製品について事故防止のために社告を行います。対象製品をお持ちのお客様には、お買い求めの販売店または弊社サービス会社が、無料で部品交換を実施いたします。
お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
1.電子レンジの社告実施について
1988年12月から1993年12月までに製造した電子レンジのうち12機種について、製品の長期のご使用により内部の電子部品が劣化し、発煙・発火に至る可能性があることがわかりましたので、事故防止のため市場対応を行うことといたしました。
お客様には大変ご迷惑をおかけしますが、部品交換が終了するまで、ご使用をお控えいただきますようお願い申し上げます。
(1)対象機種および台数
品番 対象製造期間 対象台数
NE-AB50 1988年12月~1991年 6月 73,960台
NE-AT66 1989年 4月~1991年 2月 211,993台
NE-A555 1989年 4月~1991年 7月 298,091台
NE-AT70 1989年12月~1991年12月 312,011台
NE-P300 1990年 2月~1990年 5月 19,046台
NE-P500 1990年 1月~1991年10月 131,943台
NE-A575 1990年 9月~1991年 7月 93,972台
NE-OT1 1991年 1月~1991年12月 134,773台
NE-AC50 1991年 7月~1992年 9月 114,604台
NE-AC60 1991年 7月~1992年 7月 128,286台
NE-OT2 1991年12月~1992年12月 126,582台
NE-AT80 1991年12月~1993年12月 286,479台
合計12機種 1,931,740台
※以下、詳細は添付資料をご参照下さい。